「いろいろ考えさせられる映画」ウィッシュ ナイトさんの映画レビュー(感想・評価)
いろいろ考えさせられる映画
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100周年というだけあって、最初のディズニースタジオにオールスターが揃う短編はファンにとってはとても胸アツ。
歌も音楽、作画も相変わらずのレベルの高さ!でも何か物足りない?そんな第一印象でした。
本編はディズニー作品へのオマージュに満ちていて、観ていて何か幸福感がある。心が洗われる気がする。確かにそうなんだけど。。
でも、天下のディズニーが100周年に作る映画、それだけなわけがない。1日モヤモヤして腹落ちしたのが、これは、今の世界へのメッセージではないかということ。特にロシアへの。
リーダーシップのある王様を最初は願いを叶えてくれる人として無邪気に信じていた国民たち。
でも実はささやかな願いすら「危険
思想」と見なす独裁者だった。
みんなの「願い(平和)」を実現するにはもう、独裁者は皆で倒すしかない!ということでは?と思ったのでした。考えすぎ?
でも、映画の作成は何年か前からスタートしてるだろうし、その頃のウクライナ侵攻への衝撃はすごかったから、あり得ないことではないのではないだろうか。
でも、政治的なメッセージはディズニーにそぐわない。
それで、ディズニー風にオブラートにアレンジしつつ、100年の作品にふさわしくしたのが本作なのでは。。と思ったのでした。
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