「なんかモヤモヤが残ってしまったな。。」ウィッシュ NAOさんの映画レビュー(感想・評価)
なんかモヤモヤが残ってしまったな。。
100周年ということで、冒頭に全部のキャラが出てくるショートフィルムがあります
ディズニーファンならテンションがあがってワクワクするんだけど、字幕で見に来たのに何故かここは吹替。
ちょっとがっかり、そして吹替なのに字幕もあります。まあ、聴覚障害の方がいる場合の配慮でしょうか?自分はオリジナルの声が好きなので吹替じゃ無い方が良かったなぁ
さて本編ですが、願いを叶える為国民から願いを国王が預かって年に何回か選ばれた願いを叶えていくという仕組みがあり、国民からも慕われてた王様なんですが、何故か人々の願いを叶えるのを内容を見て決めているという話から、人々の願いの力を取り込んで魔女化みたいな感じでダークサイドに落ちちゃうんですが、最後星の力を借りてみんなの願いを返していくという事になります。
自分の力で夢を叶えていくことが幸せなんだよって事なのだと思うんですが。
ピノキオの頃は「星に願いを」かけて叶えてもらうって感じだったんだと思うんですが、今は自分で叶えていこうっていう時代の流れなのかなぁ
それ自体はよいですけれども
一瞬の迷いというか民の願いを取り込んでしまった国王の扱いが酷い。。。彼に改心のタイミングを与えて欲しかったです。今まで色々頑張って国を治めて発展させてきたのに、この扱いはひどく無いか?
何かあんな急に気の迷いとか慢心をしたからって奥さんとも愛し合ってる風だったのにあんなに完全否定するってのはモヤモヤした
勧善懲悪だとは思うが、この人そんな悪?!ってところで、経営者というか支配者に対する庶民みたいな不要なバイアスがかかってるんじゃ無いかなって感じを覚えてモヤモヤしてしまい、ディズニー作品を見た後のハッピーな感じにならなかったのが残念でした。
100周年記念作品だというにはもう少しいい脚本なかったんだろうか。。。と
このあと民が自由に願いごとをし始めるも、平和的な願いだけではないことに気づき「やはり管理は必要」とかつてのマグニフィコ王と同じ道をたどる続編を期待しています(笑)