「絵本童話として見ましょう」ウィッシュ おひさまマジックさんの映画レビュー(感想・評価)
絵本童話として見ましょう
子供たちと一緒に鑑賞。
つゆ払いの短編「ワンス・アポン・ア・スタジオ」はオールスター同窓会そのものでトキメキ感たっぷり。キャラクター名を脳内で追いかけてるだけで大忙しで、ドタバタ進行はミッキーを始めとするクラシックディズニーのそれなので、楽しく進むに決まってる感じだ。ひと言ずつだけどセリフがちゃんとあるのも嬉しく、何気なくアナも喋ってたのも(吹替版を鑑賞)ちょっぴり(泣)でも良かった。
開始10分でディズニーリゾートに来た錯覚に。これがディズニーの魔法だなっ!
ワクワクして開幕の本編「ウィッシュ」は、結論から言うとまったく難しさのない、大人にささるメッセージもそれほどない、100年のあいだ世界中の子供たちと歩んできたディズニーの、101年目の子供たちに贈り、これからも歩み続ける絵本のような一作だった。
子供たちの感想は「よかった!」「泣いたー(ん?どこ?)」というものでなかなかの高得点。私自身はところどころ寝落ちもありつつ、、の評点であった。
メインテーマである「星に願いを」は、人間の子供になりたいピノキオの夢であり希望の象徴。ラスト「フェアリーゴッドマザーにでもなったら?」というセリフ『えっ!?アーシャはフェアリーゴッドマザーの若い頃?シンデレラ前日譚??』とか。もしかしたらコレ「魔法の鏡」になるの??とか。ディズニーランドの隠れミッキーを探して見つけた時のあの気持ちが思い起こされた。
現代映画のストーリーとしては、あまり捻られたものではない事は確かだが、ディズニー童話は本来は子供たちのために、あるものだろう。言葉が通じなくても伝わるものでなければならない。とりあえず、これで良いのだ、と思った。
ちなみに悪い王様はクリス・ペプラー氏に見えて仕方なかったが、なぜイケメン??誰がモデルなんだろうか。福山雅治の歌声も甘すぎて笑。悪人になりそうもない感をブーストさせたのかなぁ