「崖の上の王子との恋愛ミュージカルファンタジー」リトル・マーメイド どん・Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)
崖の上の王子との恋愛ミュージカルファンタジー
別世界に行って
そこで親切な人たちと出会う。
順風満帆の時に
元の世界から邪魔が来る。
よくあるプロットですが、登場人物と 舞台となる場所が違うだけでも新鮮です。
金曜ロードショーの録画を視聴しました。吹き替え版です。普段 テレビの録画は、CMを早送りして飛ばして 見ないことが多いのですが、今回は CM中にトイレ行ったり休憩しながら視聴しました。
二次元アニメで描かれるディズニープリンセスのアリエルは もう上書きされることは ありえないと思いますが、今作の実写版アリエルは 見た目が『アラジン』(1992年アニメ)のジャスミンのような雰囲気で可愛いと思います。
映像も歌も とても良くて、アリエルが声を失ってから 心で歌うシーンも 演出としては面白く感じたし 途中で退屈になるようなことは ありませんでした。
エリック王子とアリエルのデートシーンは とても良かったし、クライマックスのエリック王子の活躍も とても良かったです。
・・・普通に考えて前者のアニメ版なんですよ。実写版はひとつひとつのシーンは最新技術を使って映像最高だしハリー・ベイリーの歌唱も本当に素晴らしいんですけど、それ単純に繋いだら映画として名作になるかっていったらそうじゃないわけです。あくまで私見です!
執事のセバスチャンが「海は天国、地上はろくなもんじゃない(笑)」と歌いながら、アリエルが地上に行かないように諭すシーンなのですけど、アニメ版のアリエルは地上の王子様のことで頭が一杯で、セバスチャンの忠告なんて上の空・・・しまいには途中で退出しちゃう始末。
一方、実写版は、アリエルは終始ニコニコかつノリノリでコーラスにも参加します(笑)。ミュージカルシーンがシナリオの流れに沿ってより効果的に演出できてるのはどちら?
どん・Giovanniさん、共感とコメント有難うございます!
映画の評価や嗜好が人それぞれなのは当然で、他のレビュアーさんが自分とは違う切り口、視点で鑑賞されてるんだな、というところは大変参考になり勉強にもなります!
私の場合、シナリオ、演出重視で作品評価しております。今回の「リトルマーメイド」のアニメと実写でいえば名曲「アンダー・ザ・シー」で比較すると分かり易いでしょうか。