「タコ女「釣り針のミミズのように苦しめ」←エグい」リトル・マーメイド 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
タコ女「釣り針のミミズのように苦しめ」←エグい
2023年映画館鑑賞41作品目
7月27日(木)MOVIX仙台
レイトショー1500円
『シカゴ』『SAYURI』『メリー・ポピンズ リターンズ』の監督はロブ・マーシャル
脚本は『ネバーランド』『メリー・ポピンズ リターンズ』『チャタレイ夫人の恋人』のデビッド・マギー
みなさんご存知人魚の女の子が人間の王子様に恋をして人間になる話
アンデルセン原作の御伽噺はバッドエンドが一般的だがそれをベースにしている『リトルマーメイド』はハッピーエンド
実写もディズニーで当然後者の実写化
アニメと実写どっちが上かと言うと実写のほうを上げたい
CGによる海や生き物たち
泳ぐ人魚
火だるまの船
巨大化したタコ女
映像の美しさと迫力
どれをとっても全てが素晴らしい
黒人やアジア系がやたら多く感じたがこれは今世紀に入り目立ち始めたアメリカ映画特有の偽善である
しかしアメリカと日本は歴史がまるで違う
贖罪の一つといえる
ただ日本人がそれに巻き込まれるのはまっぴらごめんだ
アリエルに黒人俳優が抜擢されたことに不満を漏らすレビュアーが多い
黒人差別だとヒステリックに反応する活動家がいるようだがそれは違う
ただ単に原作厨なだけだ
僕は人魚姫アリエルが黒人だろうと白人だろうと黄色だろうと緑だろうとヘチマだろうとなんでも良い
顔はあまり好みじゃ無いが歌唱力と腹筋でお釣りが来る
やっぱりアニメ大好きな大人は頭が硬い人が多いのかな
それにしてもハル・ベリー?NO!ハリー・ベイリー!まぎらわしい
タコ女のキャラが立っていた
声は曽我町子を彷彿させた
歌も上手い
ちなみにアンデルセン原作の方はバッドエンドが一般的で泡となって消えておしまいだと最近まで思っていたが実際は違う
あのあとには続きがある
浦島太郎の本当のオチより難解なためか子供向けではカットされたのだろう
平成世代はアニメの方が一般的でもしかしたら原作がバッドエンドなことに驚く人もいるかもしれない
ジェネレーションギャップだ