「これは新訳リトルマーメイド。」リトル・マーメイド 灯火さんの映画レビュー(感想・評価)
これは新訳リトルマーメイド。
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実写元のアニメ版リトルマーメイドとは世界観が大きく異なっています。
1.時代背景
登場する国や地域を無駄に入れたことで時代背景がクリアになってしまった。時代背景的に考えて黒人が一国の役職についていることに違和感。無理にリアルの国名などを入れなければいいのに…
2.登場人物
アリエルの性格は純粋さと無邪気さを持っているとあるが、実写版は悪い意味で大人ぽくなっていた。また、陸でフォークを使うシーンだが、実写では何故か一般人の前で誤った使い方を披露し恥をかくシーンになっている。アニメ版ではエリックと食事を取る際、誤った使い方をする。その時、好きな人の前で恥をかくと言うアリエルにとって心情的に大きな意味を持つシーンだっただけに残念。
あとunder the seaのところで何故アリエルが歌う?話の流れ的に陸に行きたいだよね?何故にunder the seaを歌うのか理解できなかった。声を失ってからも普通に歌っているのも謎。
アリエルの姉妹の設定の改変には驚いた。腹違いってことはトリトンは7つの海の女性と関係を持ったってことになる笑
セバスチャンとコックが戦うシーンがカットされているのも何故?
アニメ版と比較して実写版の上映時間はかなり伸びているのにも関わらず、原作を再現するのではなく新しく再構築した。まさに新訳リトルマーメイドと言っても差し支えないだろう。
アニメ版に思い入れがある方は覚悟してみることを薦める。アニメ版未視聴の方はそれなりに楽しめるとは思う。
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