「観たい度△鑑賞後の満足度◎ 今はポリコレ云々で批判的な意見もあるが、将来diversityを先取りした映画として評価されるかもしれない。これを観た子供達が大きくなる頃はそうなって欲しいものだ。」リトル・マーメイド もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
観たい度△鑑賞後の満足度◎ 今はポリコレ云々で批判的な意見もあるが、将来diversityを先取りした映画として評価されるかもしれない。これを観た子供達が大きくなる頃はそうなって欲しいものだ。
告白しよう(誰に?)
私がこの映画(欠点だらけなの実は分かってます)大好きで評価を高くしているのはただ一つ、Jonah- Hauer-King の歌う“Wild Uncharted Waters ”を聴く度に泣いてしまうからだ!…言っちゃった:P
私がこの映画が好きで高評価な理由は何せ「あばたもえくぼ」で。その理由は書きませんけど(初めて鑑賞した時に鳥肌が立ったシーンが一つだけ。それからは見続けてしまった)。と言うか誰も興味ないでしょうけけれど。
※2023.07.31. [TOHOシネマズ橿原]7回目の鑑賞。
台詞と歌詞殆んど覚えた(英語ですわ、勿論)。“セ・バ・ス・チャーン”がしばらく口癖になりそう。
※2023.07.20. [ユナイテッド・シネマ岸和田]6回目の鑑賞。
6回も観ているとアリエル(人魚姫)が黒人でも全く違和感は無い。
※2023.07.16.[TOHOシネマズ橿原] 5回目の鑑賞
5回鑑賞してアニメに忠実にする必要はなかったのではとは思う。ポリコレの問題よりも一人の女性が二つの世界を繋ぐ挑戦と勝利の面をもっと強調すべきと。でもまあ“お伽噺”ですから☺️
あとは“Wild Uncharted Waters”をカラオケで歌えるようにならないと。
原作の童話の設定とはいえ、エリックの人柄を見抜いて一目惚れしたアリエルの慧眼はなかなかなもの。
ジョナ・ハウアー=キングも、おとぎ話の王子様という一歩間違えばジョークになりそうなキャラクターを非常に魅力的に好演。ロブ・マーシャルの演出の助けも有ってだと思うけれど。今後が楽しみ。
ミュージカル・ナンバーでは“Kiss The Girl”が楽しくてお気にいり。
“Part of Your World (Reprise)”と“Wild Uncharted Waters” も、アリエルとエリックとの互いを求める想いが溢れていて切ない。(ディズニー風“相聞歌”というところかな)
※2023.07.03. [ユナイテッド・シネマ岸和田]4回目の鑑賞
4回観た後で評価変えてます(無節操な奴!)
※2023.07.02. [TOHOシネマズ難波]3回目の鑑賞。
3回観て好きになった(節操の無い奴!)
アンデルセンの「人魚姫」やディズニーのアニメ版と比べずに、これはこれとして観たら、“ロマンチックやわぁ、ロマンチックやのぉ”と素直に泣ける。
ただ、サメに襲われるシーンとスカットルがフランダーのいるところで小魚を食べるところはいただけない。
※2023.06.29. [シネマサンシャイン大和郡山 IMAX] 2回目の鑑賞
1回目より泣けた。二人の恋心がより良く分かって。
不思議なことに、前半はそうでも無かったが、後半はハル・ベリーが可愛く見えてきた。
ただ、歌唱力はともかく演技力では物足りなさが残る。共演陣(ジョナ・ハウアー=キング、メリッサ・マッカーシー、ハビエル・バルデムに助けて貰ったところ多いし)
CD買っちゃいました(日本語版が有るのには驚いたが)
【初回鑑賞後の感想】
アニメ版は未見で、馴染み親しんだ「人魚姫」の話と思っていたら後半から意外な展開でビックリ。ラストもウルッと来ちゃいました。そゆことで不満も色々有るけど点数は甘くしてます。
中盤までは退屈さと違和感が拭えず、海中の映像も『アバター/ウェイ・オブ・ウォーター』を観た後ではどうってこと無い。
②サメに襲われるシーンも“またかよ”もいう感じで興ざめ。『ジョーズ』の功罪だが、サメは脂身の多い生き物を主に食べるのであって、よっぽど腹を空かしてなければ何でもかでも襲う訳じゃない。
③純朴な子供の頃は人間の世界に憧れる人魚姫に何の疑いもなく共感していたけれども、人間世界がイヤというほど分かったこの歳になると、海の中の方が良いのに…お父さんの言う事を聞いときなさい…と言いたくなる。
④それにボーダーレスでないと悪く言われる昨今の風潮は分かるが、何でも人種をまぜこぜにしたら良い、というものではないとも思う。
⑤一番不満足だったのは、「小麦色のマーメイド」でも白人でもアフリカ系でもインド系でも中東系でもラテン系でもアジア系でも構わないけれども、平安時代であれば美人だったろう御面相の女優ではなく、王子様が一目惚れするくらいの可愛いか、別嬪さんをアリエルにキャスティングして欲しかったですね。
タコババアが化けた女の子の方が可愛かった。
基本的におとぎ話なんだから、オールドファッションかもしれないけれども最低線だけは守って欲しかったね。
おかけでロマンチック度が半減。
(若い頃のオードリー・ヘップバーンだったらどうだっただろうとか想像してしまう…)
⑥それと、アリエルは結局何をしたの?という点で物足りない。
王子様に会いたい、人間になりたいという思いをタコババアに悪用された挙句、人間になっても王子様が偶々好いてくれたから良かったものの自分から殆んど何もしていない。タコババアに騙されたと分かってやっとアクションをとるが、それもカニ・魚・海鳥のトリオ(コイツらウザかったわ)が暴いてくれたおかげ。
海中でタコババアと戦うところも、王子様が何故か突然現れて(しかも深い処まで潜って)槍?を投げるというご都合主義あり、あんなに海が荒れているうえデカイ渦巻きまで起こっているのに、人魚の細腕でタコババアに突っ込むように舵をとれるとは思えない。
女性の時代といわれる最近の映画にしては珍しい自発的ではなく受動的なヒロインで、『エバーアフター』のシンデレラのドリュー・バリモアくらい困難を自力で切り開いて欲しかったね。(最近のスウェーデン製のシンデレラ映画でも灰被り娘は自分の運命は自分で切り開いていたし)
娯楽映画の女性像は後退してる?
⑦タコババアの活躍は嬉しかったが、巨大化するのならいっそ『テンタクルズ』のように馬鹿でかいタコになってくれたら良かったのに。
それに船の舳先で突かれたくらいでくたばるなんて弱すぎ。
⑧と、結構不満点を並べましたが、ラストは、親子の和解と、地上人も海底人(『海のトリトン』を思い出しますね)も地底人(出てきませんが)も異民族・異文化・異人種でもみんな仲良くしましょうと云う童話らしい気持ち良い終わりでした。
アニメ版は一応3部作(未見)ですが、タコババアの妹モルガナが登場しています。
ディズニー版とは別にユニバーサルが元々の童話「人魚姫」を映画化しようとした動きがあったようです。そちらの方はクロエグレースモレッツを想定しており画像がネットに転がっております。(彼女がちょうどぽっちゃりしてきた時期の話だったので降板しましたが…)
また、人気投票ではアリアナグランデがいい線いっていたようです。(ぽい画像はネットにありました)