「私はほんとにアリエルだと思いました。」リトル・マーメイド とーし子さんの映画レビュー(感想・評価)
私はほんとにアリエルだと思いました。
リトルマーメイドは子供の頃2、3回見たくらいで、アリエルというキャラにさして思い入れはないのですが、予告編見た時点では正直うーんと思ってました。似てないなあ、と。
でも本編見たら彼女以外に適役はいない。彼女以外誰ができたかなって思いました。
まず歌声。力強くて、繊細な感情もひだまですくって伝える、透明感ある歌声。私の思うアリエルの歌声そのものでした。パートオブユアワールド聞いてから「この子はアリエルだ」って思いました。
次に表情や仕草。確かにハリー女史はアニメのアリエルとは違っていわゆるどんぐり目ではないですが、目の表情がとても豊かで、さらに言えばちょっと粗暴な印象を受ける仕草といい、すぐにどっか行っちゃうところいい、私の覚えてるお転婆で自由奔放なアリエルって感じでした。
最後にビジュアル。一番アニメには似てない、と確かに思いましたが、黒人の女の子のつぶらな瞳と分厚い唇からなるあどけない表情、引き締まった体つき、リトルマーメイドというタイトルにふさわしい若々しさがあってとてもいいと思いました。
確かに白人のそれこそ線の細い女の子がやった方がアニメには近いかもしれませんが、なんていうかそれだとほんとに儚げな「人魚姫」になってしまって、ハッピーで力強いリトルマーメイドには合わなかったんじゃないかという気がします。
あと、実写のアリエルは腹筋が割れてるんですよ。すごくかっこよくないですか?
以上、個人的なアリエルに関する感想でした。最高でした。アニメのイメージと違うから、と思って見ないならそれはそれで自由かもしれないですが、それだけの理由で見ないのはちょっともったいない感じがする作品です。
コメントする