「芸術(アート)の沼にぶち込まれた感じ」バビロン 桜さんの映画レビュー(感想・評価)
芸術(アート)の沼にぶち込まれた感じ
映画というジャンルの華やかだけど汚ならしい部分を見せたいのはわかった。
「イカれた女」役がお得意のマーゴット・ロビーも流石。
「イカれた男」役としてスパイダーマンでお馴染みのトビーマグワイアも少しだけ出演。
特に撮影の感じがなんか「セッション」ぽいなぁと思ってたら、案の定監督脚本が同じでした。
良い役者は使ってるけど話に一貫性は皆無だし、頭に浮かぶのは「退屈」「駄作」「吐き溜め」等の言葉達。
色んな色のペンキを全部ぐちゃぐちゃに混ぜて、キャンバスにバーンとぶちまけて、これが僕の私のアートなので!!
って言われた感じ。
どこが面白いのこれ?
映画は大好きだし一応役者を志してはいるけど、どこも刺さらなかったし、まぁ昔の映画撮影はここまでとは言わないけど無茶苦茶だったよねーとか、そこはわかる。
でもここまで無茶苦茶を見せられても、シンプルに引いただけ。
何を受け取ればいいわけ?
映画はクソだって?
好みの別れる作品で、私は苦手でした。
もしこんな映画を3時間も映画館で見てたら、辛すぎて気分悪くなりそう。
でも絶対途中で抜けたくないし、寝るとかそういうのも絶対したくないから我慢すると思うけど、死ぬほどしんどかっただろうなぁ。
刺さった方々のレビューを沢山読んでも全く共感しかねるので、ほんとに感性って面白いなぁと。
ミッドサマー程ではないにせよ、似たような嫌悪感と虚無感でした。