劇場公開日 2023年2月10日

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「喧騒と静寂」バビロン sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5喧騒と静寂

2023年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

 1926年、サイレント映画の時代。狂乱豪華なパーティーを手伝うメキシコの青年マニーは、映画製作志望。大物俳優ジャックや、パーティーに潜入したネリーと知り合う。女優志望の彼女は、その場でスカウトされ瞬く間に人気者に。しかしトーキーの荒波が、三人を飲みこみ。
 タイトルから古代モノかと勘違いしてました。サイレントからトーキーへの変化を描いた作品がいくつもありますが、これは緩急がとても激しいです。サイレント映画の現場で楽団が生演奏をしていることに驚き。その時代の撮影現場の喧騒と、トーキーの静寂の対比が楽しい。そして結末は、幾多の作品と同様に悲しい。
 ネリーを演じるマーゴットロビーが、役とちょっと重なる感じです。「ワンスアポンナタイムインハリウッド」や「ロックオブエイジズ」を思い出しました。

sironabe