「ハリウッド版平家物語」バビロン きつねさんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッド版平家物語
バビロンとは昔あったとされる幻の王国。それと音無し映画から音あり映画へと移り変わっていった様子を重ねて描いている。まさに盛者必衰。時間は止まる事なく進んでいきかつて栄華を極めた者はいずれ役目を終える。しかし存在が無くなるわけではなく長い歴史の1ページとして人々の心に刻まれている。
最後が予想と違う所も含めて面白かったです。いつもラストが一ひねりされてる。長いのはこの監督の味なので仕方ない。デミアン作品のすごい所は映画のワンシーンと音楽がセットになって観客の記憶に刻み込まれる点。ずっと残る。そのくらい映画の物語と同じくらい音楽を重要視している。このミュージカル要素を違和感なく取り入れる作りがデミアン監督作品。どの作品も一貫しており本当に素晴らしい。
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