劇場公開日 2023年2月10日

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「この映画、年を重ねるごとに評価は変わってくると思う」バビロン HBペンシルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5この映画、年を重ねるごとに評価は変わってくると思う

2023年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1926年 - 1932年 - 1952年
時代が動く臨場感を味わえるかのように
約190分の映像のリズム、スピード、音量、お芝居
それぞれ感情の起伏が大きい
特にサイレント映画時代から発声映画の時代に入った時は
全く異なる体験、感じ方が存在する
それでも
一貫した「滅びの美学」というテーマに向かって
コマ単位に計算され、オーケストラ音楽の如く組み立てられている

後半は北野武 映画のような
登場人物たちの渋い退場シーン
日本のバブル期を経験した世代はグッとくるはず

時代を描いている作品だからこそ
この映画は、年を重ねるごとに大きく評価は変わってくると思うし
今後のイイ投資映画であって欲しい

HBペンシル