「狂乱の悲哀。銀幕の夢。」バビロン lynx09bさんの映画レビュー(感想・評価)
狂乱の悲哀。銀幕の夢。
主人公(マニー)の歪な純愛に後半イラつく事が多くちょっと引き戻されたけども、3時間で辿り着いた、走馬灯の様なフラッシュバックがこの映画の全てだった。確かにずっとキャラクターを変えて語っていたものね。作っている側、観ている側、双方の「夢の箱」である映画館という場所。それに対する愛。ブラッド・ピットの映画に対する愛の結晶と言えばそれまでだが、見事なエンターテイメントに仕上がっていたのではないかと思う。
自分の映画(映画館)へ対する愛が薄れる度に観たいと思える映画だったのだが、やはり3時間はちょっと、ね。でも蛇足感は余りないので、是非とも劇場でご覧頂きたい。
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