「根底にある映画愛にアドレナリンが出まくった」バビロン エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
根底にある映画愛にアドレナリンが出まくった
「セッション」「ラ・ラ・ランド」「ファースト・マン」と好調が続くデイミアン・チャゼル監督による「映画に愛を込めて」。
これは大好きだった。
舞台は1920年代後半から30年代のハリウッド。映画は隆盛を極め、1927年の「ジャズ・シンガー」を機にサイレントからトーキーへ移行しようとしていた。
思えば1910年代に何となく形成されたハリウッド。短期間で恐ろしく成熟した。スターが生まれた。これは正に「映画の力」によるものだろう。
今作はそんなハリウッドで夢を叶えようとする人々のスケールの大きな群像劇。根底にある映画愛にアドレナリンが出まくる189分だった。
オスカーを取るか否かは別として今年のベストの一本だろう。
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