「人には滅びの時が来ても、映画は栄光の時を繋いでくれる」バビロン グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
人には滅びの時が来ても、映画は栄光の時を繋いでくれる
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』と『ラ・ラ・ランド』のコラボ作品⁉️
だって、プラピとマーゴット・ロビーの組み合わせに加えて、音楽もほとんどラ・ラ・ランドなんですから‼️
でも、いいんです❗️
楽しいったらありゃしない。
プラピの話と、マーゴットの話が絡んだり絡まなかったりで、展開として一本筋が通ってる、なんてことにはまったくなってません。
それなのに、カオス(混沌)と絢爛と欲望という人間の営みが生み出す状況に、時代(時勢)という抗うことのできない絶対的な波が押し寄せてくるのですから、片時も目を離してる暇がないのです。
人の思惑なんて、時代の趨勢の前にはなんて無力なんだろう。
必死に抗う姿はなんて美しくも哀れで、こんなに感動するのだろう。
そんなこんなで、あれこれ思ってたら、ずっと気持ちがざわつきながら落ち着くことなく見てるので、3時間を超える映画なのに、まったく長いとは感じませんでした。
消えゆく人の滅びのオーラを絶妙に醸し出したプラピの演技。
そのブラピに語りかけた批評家エリノアの言葉。
→100年後に見られる映画、50年後に生まれた人が見るかもしれない映画、その中にあなたは永遠の命を繋ぐことができる。
そして、ラスト10分の映像体験は、映画ファンへのサービスのようでもあり、コソッとジェームズ・キャメロン監督へのラブレターを忍ばせたようでもあり。
何はともあれ、本当に映画が好きなんだなぁ、という思いが伝わってきて、泣きそうになり、そうか、このための3時間だったのか!とひとりで合点してました。
グレシャムの法則様コメントありがとうございます。
私のは、なんともとったらかった内容ですみません。私が観たくなった映画は「雨に唄えば」と「ニューシネマパラダイス」
デミアン監督はきっと好き。いや絶対。キャメロン監督もリスペクトしてますよね。
終わり良ければ全て良し。
じゅんさん、コメントありがとうございます‼️
映画好きでない映画監督なんていないはずですが、〝好き〟が溢れてる映画は、それだけで、観てるこちらまで幸せになりますよね。
キャメロン監督は現在、最高、最先端の監督ですからリスペクトは納得です!しかし、雨に唄えばへのリスペクトもかなり凄かったですね。
よほど好きなんでしょうか?
ララランドのメロディもそんなに好きなの!っていうくらいリピートで意味不明でしたが、クソ最高でした!お世話になりました!m(_ _)m
クソ多用具合は、タランティーノラブなんでしょうかね?f^_^;
美紅さん、いつもありがとうございます。私もさっき知ったのですが、町山智浩さんが、監督にインタビューしてる記事がネットに上がってます。
これを読むと、いささか過剰では?という酒池肉林の描写にも意味があることが分かります。機会があれば、是非読んでみてください。
バビロン、町山智浩さん、インタビュー、とかで出てくると思います。
冒頭部分の象を車で輸送中
坂道を登っている途中の出来事、女性が獣になる姿
官能的でもあり男性の横暴な振る舞い、1920年から
1950年までの映画を通しての俳優やレトロな音楽やファッションを知ることが出来ました。
コメントありがとうございます。
作中ではブラピ演じるジャックの後にクラーク・ゲーブルが台頭してきてましたが、個人的には本作でのブラピの男臭さにちょうどクラーク・ゲーブルを連想していたところでした。
一度は時代の寵児となった俳優であるジャックという役は、ブラピ自身他人事とは思えない面があったのではと想像しました(ブラピの人気は衰えを見せませんが!)。
コメントありがとうございます!
確かに、ジェームズ・キャメロンへのラブレターに見えますね。本当に、あれはズルいけど泣いちゃう...笑
1つの映画から多くの映画が生まれるから、映画ってのは1本筋では無くて木の枝のようなものなんだよ、って言いたかったような気がしました笑
ほんとにいい映画でした!この監督の映画、例えば「セッション」は怖いよー(でもいい映画、「ラ・ラ・ランド」はワンピースと音楽家好きだけど主演女優がうーんでした。でもバビロン見て凄い監督だとやっとわかりました!音楽の使い方がとっても上手いですね!