「映画サイコー」バビロン SP_Hitoshiさんの映画レビュー(感想・評価)
映画サイコー
映画サイコーといいなさい、そんな映画。
映画の世界で成功することへの青臭い情熱、時代に翻弄され人気になった次の瞬間挫折していく苦しみ、それでも捨てられない狂おしいほどの映画への思い。成功は眼を焼くほどの閃光のような輝きをもって描かれるが、そのためにそれが失われたときの絶望、闇の深さ、虚無感はすさまじい。
そんな諸行無常の世界に対比して語られる、映画作品の永遠性。ラストは映画が今後も永遠普遍に文化の王道として未来に続いていくことを思わせる。このごろ映画館上映作品じゃなくて、はじめからサブスク配信用として作られてる作品が増えてることへの反論なんだろうか。
若者の映画の世界への挫折を描いているこの映画自体がまぎれもない大作映画で、監督自身も大物監督だっていうことが不思議。
たぶん、今の監督の気持ちではなく、かつて映画の世界に憧れていたころの自分の情熱を純粋抽出してドロドロに煮詰めてエッセンスにしたんじゃないか。
ララランドみたいだなーと思って、似たような結末になることを予測してたので、終盤の展開には驚かされた。
共感ありがとうございます。
ジャズ系ミュージシャンを必ず入れて来ますね~途中迄面白かったんですが、ガラガラヘビ掴みも気に入ってたんですが、ブラピとマーゴット・ロビーが見えなくなると一気に・・