「ヒトを理解すること・・・」正欲 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒトを理解すること・・・
ガッキー目当てで見た作品です。
「せいよく」という意味深なタイトルから、あわよくばエッチな場面が見られるかなと・・・
冒頭で自慰と思われるシーンもありましたが、期待したエロではなかったです。ただ、深く考えさせられる作品で、じっくりと魅入っちゃいました。
人それぞれの性癖、或いは個性について問いかけるような内容ですかね。
それぞれ、人によって感じる部分が有るわけで。例えばそれが普通の人と異なる場合は、知られないようにしなければならない。
人には、普通でありたいという強い意思があり、自信を守るために、異となる思想を否定したくなる。否定されないために隠さなければならない。
その隠された想いを共有することができれば、これ程幸せなことはないのかもしれない。
あれ程、可愛いガッキーなのに、最初の頃は華が全く感じられない。むしろブス(こんな言い方は失礼だが、すみません。自分には語彙力がありません)に見える。これが、共有者を得たとたんに輝いて見えるのだから、その演技力なのか、映し方なのかは定かでないが、ホンッと素晴らしい。感動でした。
同じ性癖(個性、趣味)を理解し合える人が身近にいるということは、この上ない幸せなのかもしれない。また、理解できないまでも否定されなければ・・・
家族という血の繋がりの中でも、一人の人として、その部分は尊重していかなければと、深く考えさせられました。
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