「地球の真ん中にいる感じ」正欲 蛇足軒妖瀬布さんの映画レビュー(感想・評価)
地球の真ん中にいる感じ
主題が多牌していた。
キレのいいセリフで、ポン。
素晴らしい言葉で、チー。
早々に、
何とかまとめて和了。
半歩踏み込んだセリフ、
殻を破った言葉は、
もう少し時間をかければ、
役満を狙えた。
セリフも言葉もあいまいなままにして終わる類似作品が多い中、うまく言い切った。
セリフはかなりの難産だっただろう。
こちらの正欲を言えば、
こういう言葉を飲み込んでしまう人たちを前半は不器用ながらゆっくり表現していたので、
そこは中編、後編に分けるとか、長いドラマでみたかった。
なぜなら、
生々しいフェチではなく、
性でもなく、
ゆるやかに揺蕩う水に浮きながら地球の真ん中にいる感じを、
体感させてくれそうな作品だったから。
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