劇場公開日 2023年11月10日

「ある程度」正欲 みみずさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ある程度

2023年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

難しい

シンパシーは感じる。
勉強は嫌いではなかったが、学校は嫌いだった。
責任感はあるが、協調性はないと通信簿にずっと書かれていた。
学校は勉強しに行くところなのに訳のわからない行事、
それに伴う同調圧力、心の底から嫌だった。
同級会にも自ら進んで行ったことはない。
若い(幼い)頃にたった2~3年過ごしただけの話で、
だから一生友達みたいなことを言われてもねぇと思う。
そう思いたい人はそう思えばいいが、押しつけは迷惑だ。
そもそもいじめとかは実際あって、ろくなもんじゃなかった。
だから、稲垣と異常小児性愛者以外の気持ちは分かる部分はある。
妻はいわゆる正常な人間なので全然分からないと言っていた。
さもありなん。

一方で、これを映画にしておもしろい?との観はある。
少なくとも私にはエモーショナルな心の動きはなかった。
ましてや稲垣演じるマジョリティの正常人に見せたところで、
妻のようにマイノリティの本質は理解できまい。
どういう落とし方をしたかったのだろうか。
投げかけるだけなら勘弁願いたい。

原作を読んでみたいと思う。

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みみず