劇場公開日 2023年11月10日

「普通って言葉の意味は?」正欲 梅じんの相棒さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0普通って言葉の意味は?

2023年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

多様性を頻繁に耳にするようにはなったが、メディアを通して見聞きするだけで現実はちっとも多様性を尊重する社会になっていません。
それは趣味嗜好、フェチと呼ばれる性的思考も含め自分の中だけでしか消化しえない。
ましてや同じ思考同士での繋がりがあれば幸せだが、なかなか他人に理解してもらおうと言動行動に移す事さえ憚られる。
多様性が普通とイコールになっていないから。
ただその事だけが全てととらえて人との繋がりを拒むことは個人的には理解できないししようとも思わない。
考え方だけでも多種多様にあるわけで、そんないろんな人と関わることこそが生きるということだと思ってるから。
ただ繋がりが欲しいからとネット社会のSNS やユーチューブ、インスタなどでコメントもらうことで繋がってると思うのも危険だと、繋がった気になってしまう錯覚に陥る。
多様性などと言われる前のネットのなかった社会のなかで、親友、友人がいた人は幸せなんだと思う。
そんな友は自分とはまったく違う趣味や考え方のの友こそ大切な友と言える。
同じ趣味嗜好、考え方の友だけと繋がっても狭い視界、社会になる、多様性とは異なる趣味嗜好、考え方のものが互いを理解、尊重しあうことこそが本当の意味で多様性社会と言えるのでは。
特殊と思われる趣味嗜好が理解され、そんな人も普通の人と言われるようになれば普通と言う言葉の意味合いも変わってくるのだろう。
それにしても服を着たまま正上位の形で体験したつもりと言われてもねぇ。
セックスも愛し合うことの一部であると思うし、スキンシップのひとつ。
ちゃんと肌を合わせてひとつになれば、相手への想いが互いに一歩進むと思うのだけれど。
まあセックスに興味がない、それも多様性なのか

梅じんの相棒