「主張できる人間が生き残れる世界」正欲 ポールさんの映画レビュー(感想・評価)
主張できる人間が生き残れる世界
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社会的少数者、マイノリティ
人間の欲求、生きる上で切り離せないもの
密接にあるから簡単ではない
食欲、睡眠欲は誰かと話せることなのに
性欲に関しては普段は話せない
しかもその中でも他の人と違うともっと話せない
マイノリティの中のマイノリティ
マイノリティが声を上げることで生きづらく追いやれ
さらなるマイノリティが存在する
人間に生まれたら
他の人間と生きていかなければいけない世界
私なんかでは想像できないくらい絶望する世界
作中では小児性愛者を擁護できない描き方(買春)をしているものの
自分の中で楽しんでいたら黙っていたら問題がない
それをも周りは駄目だと言ってはいけない
何もわからない子供に興奮しようが
無機質なものに興奮しようが
個人が自由に生きるためには尊重しないといけない
秩序のために被害があったら犯罪とする
自分以外のものを苦しめたり痛めつけてはいけない
これだけがこの世で生きるためのルール
だったはず
孤独 矛盾 異常 皮肉
やっと見つけた安心できる存在かけがえのない同士を
ありえないとさらっと否定される
全ての欲は正しいと願いたい
日々の自分の何気ない言動を反省させられる
世間話のつもりが傷ついている人もいる
批判せず軽蔑せず、認めるという表現も違う
ただ、視野を広げるしかないのだと思う
原作だと偉そうに勝手にラベリングする人間を
もっとはっきりぶった斬ってくれていた印象
検事の性的趣向が描かれていた
誰でも後ろめたいものが少なからずあるはず
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