「多様性という言葉の乱用」正欲 月子さんの映画レビュー(感想・評価)
多様性という言葉の乱用
多様性という言葉を今は好んで使う世の中になってしまっているが、受け入れる側には上から目線の嫌らしさを感じる。
しかし”人を傷つない“が共通言語で世界ではそれを越えては理解しうる世の中にもならないし100年先も何も変わらないだろう。
正欲のお勧めタグに「#映画正欲_観る前には戻れない」があるが私はこの世界を小さい頃から知っているので「#映画正欲_観る前から変わらない」が腑に落ちる。この中にいる登場人物の一興一投足が私の所謂“普通”で最後に至る夏月(新垣さん)の台詞に温かさを感じそのままVaundy『呼吸のように』のエンドロールで泣いた。
稲垣吾郎さんの普通が気持ち悪くてスパイスが効いた作品になったと思う。
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