「ありえないことはありえる」正欲 Nさんの映画レビュー(感想・評価)
ありえないことはありえる
これだけの人間がいれば思考は本当に人それぞれ。想像もつかないような感情を持っている人も世の中にはいるんだろう。他者に迷惑をかけさえしなければ、感情を持つことは自由。自由というかコントロールできないから自由もクソもない。もちろんそれが普通じゃない、怖いと感じるのも自由。だからこそ理解されないだろうと思うと人は隠す。人を理解するのは不可能だろう。自分でも自分を理解できてるのか怪しい。そのくらい人間は複雑で難しいものでしょう。ありえないことなんてこの世の中にない。普通とは誰が決めたのか。息苦しい世の中でどう生きるのか一人一人が考えてなんとかしている。
小説も読んだので、わりと勝手に補いながらスッと入ってきましたが、結構とっつきにくいだろうなとは思う。映像化されていいとこも悪いとこもある気がするけど、感じるものはあった。水綺麗だなーとか。
演技は皆よかったです。こんなに癒されないガッキーは新鮮。稲垣吾郎に奥様、すなわち普通だと見てもらえたときとか一瞬明るいガッキーだけかわいかった。稲垣吾郎もエリートらしい頭堅い感じよいですねえ。磯村くんも抜群の安定感。
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