「多様性に揺れる男女観とそれぞれの思い、そこに愛はあるんか~!」正欲 The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
多様性に揺れる男女観とそれぞれの思い、そこに愛はあるんか~!
先日、阪神が日本一に!それはメデタイ・・・そうアナタは思えますか?
関西人なら当たり前やろ~、とか でもオリックスファンも関西には多いだろうし。
そもそも 映画ファンは野球に いやスポーツに興味が既に無かったり。
前にyahooでレビュ-書いてたけども、TOPカテゴリに映画が無くなってしまって。
何で~?と強く思った。 スポ-ツ蘭の中にはカテゴリいっぱい有るのに・・・。
この映画見て 素直に思うのはマイノリティ(少数派)の事象は無くなるべきか、もしくは無視しても良いのか?と言う事を感じたな。
いま 某ジャ○-ズ問題で揺れてる様な事象も、この映画で少し取り扱いされてて
きっとその事を目の当たりにした観客の中には激しい嫌悪感を抱く人も少なくとも居るだろう。よって その繋がりを絶ちたい感情が沸き起こり この作品の真の価値観への評価が厳しい物に変えられて行くだろうと 私は察する。
水と空気と光の間で人間は生きている。どれもコレ程無いと思える無限のアナログ感がそこには一緒に備わっていて、その中の水について異常な程の興味を抱く少数の人達をこの映画で取り扱っていると 私は感じた。人間で有る限り水に興味がある事を何ら否定は無いと私自身は思うね。
生きて行く事にツライとか・・・皆と違うとか普通じゃ無いとか・・・何故か自分は特別なんじゃないかなとか・・・だから? 何って思うわ。
それで 結論的に死を選ぶのかな。佐々木の人生の詰まりが自殺に展望で、それを結局冷静に止めに入れた桐生がいた訳で。その後の二人の生き方、馴初めとふたりの結婚観。
コレに対比する寺井夫妻の崩れゆく夫婦仲。
信じてゆける愛とは何なのか、そこが見物でしょうか。
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・この映画の登場グル-プ
(子供が不登校でネット配信を巡る理解で夫婦仲決裂 ⇒ 調停)
寺井啓喜(稲垣吾郎さん):夫、検事、不登校の子の父親、ネット配信反対。
寺井由美(山田真歩さん):妻、子供を元気付けたい思いでネット配信に加担。
西山修(渡辺大知さん):寺井息子のネット配信指南役
越川秀己(宇野祥平さん):検事補佐、寺井啓喜の同僚
(いわゆる水フェチ、自己と同類者をネット探す。事件に巻き込まれる)
桐生夏月(新垣結衣さん):同級生、寝具の店員、佐々木の妻になる
佐々木佳道(磯村勇斗さん):同級生、横浜から戻る、桐生の夫になる、事件に巻き込まれ疑いがかかる。※1
那須沙保里(徳永えりさん):寝具店の同僚、妊娠中
(大学生でダンスサ-クル関係、陰キャ同士)
諸橋大也(佐藤寛太さん):水フェチ※2
神戸八重子(東野絢香さん):極度の(男性)恐怖症
高見優芽(坂東希さん):ダンスサ-クル内の陽キャ
(水フェチの オフ会で出会う ※1~3)
矢田部陽平(岩瀬亮さん):水フェチかつ小児性愛者、逮捕される ※3
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この中で、一番の力量を感じ獲たのは 桐生役の新垣結衣さんかな。今まで感じた事ないくらい良い味出してたと思う。そして 私の推してる佐々木役の磯村勇斗さんですね。
毎作楽しみにしてるんですが、今作もいい感じだったと思います。
服着ての抱き合うベットシ-ン。
ハグって全く知らないのか~って思っちゃう このカップルを
どことなく応援してあげたくなる・・・そんな思いにさせてくれた所が素晴らしい。
生きてて良いんだよって 言いたくなる。そこが この場面と思うよ。
桐生が言う”これから先、一人では生きていけないかも~”
そうつぶやく所が 全てを表現していると感じます。
それが 二人の愛なんじゃないかな。
そして、宇野祥平さん 平然と指し示すヒョウヒョウとして良い役柄でしたね。
あと目を見張ったのが、若手?神戸八重子役の東野絢香さんですね。
諸橋君への勇気ある告白がメッチャ良かったですよ。
アレは中々の心情場面と思います。素晴らしい表現で思いの丈を感受しました。
全体的に 陰キャと陽キャの対比展開の話筋で、中々理解が得られないかもですが、
多様性テ-マとしてそれに観客がどう絡められるかが 見極めの差となって出るでしょう。
私的には とっても良かった作品と感じました。
最後の桐生の言葉 ”わたしは ここにいるよ” でしょうか。
興味ある方は 是非劇場へ!