「ドイツの会議」ヒトラーのための虐殺会議 ゆいさんの映画レビュー(感想・評価)
ドイツの会議
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邦題がいい。そのまんまって感じ。
ヒトラーのためのユダヤ人最終解決(虐殺)をどうするかを決めたヴァンゼー会議を、当時の議事録から再現した映画。
90分ずっと会議のため、度々空想にふけってしまった。仕事の会議でもたまに意識が飛ぶ(寝てはない)くらい、ずっと話を聞くのは苦手、、。
そのせいか登場人物の整理が追いつかなかった。ハイドリヒとヒムラーが出ていたのは分かったが、誰が誰だが、、。
ホロコーストについて、こんな90分で淡々と決定していくのが恐ろしいし、ユダヤ人を全く人間扱いしていなくて怖かった。ユダヤ人の人権より、ドイツ人のメンタルを心配していた。ユダヤ人とドイツ人のハーフ(2/1)、クウォーター(4/1)はどうするかなど境目について考えたこと無かったが、意外と細かく決めていたんだな。
出席者の中には少し引いてそうな人いたが、結局は賛同してた。電車の広告で、ドイツ人は日本人と同じ時間で3倍の成果を上げると謳ってる本が宣伝されてた。本作を見てもわかる通り、会議に全く無駄がないように見えた。話が行き詰ったり、逸れたら休憩を入れて本題に戻る。その休憩で、雑談のように思われるが反対者を誘導していたり根回しをする。外国人は日本人みたいにダラダラ何時間も会議なんてしないんだろうなぁ。国民性が見えた。
ヒトラーはこの会議に出席していないが、度々ヒトラーが気に入る(望む)案じゃないとって話に出てたから、トップ層でもヒトラーのことを崇拝しているのが伝わった。それが怖い、、。
本当にずっと会議だったから集中力が切れたが、途中からは魅入った。もう一度見たい、、!
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