「軽やかな軽はずみな詩的冒険映画」の方へ、流れる ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
軽やかな軽はずみな詩的冒険映画
唐田えりかのファーストカットが素晴らしい。あの角度のあのサイズのロングショットの何かを見つめる目はやはりただ可愛いわけではない。充分な、というか、かなり危ないファムファタル。
一瞬の気の迷いみたいなものの持続する時間をリアルタイムの、しかしリアルではない会話劇のように作っている。秋の季節の隅田川沿いかなり良かった。の独特の街をてくてく歩いて戻ってきて別れる。二度と会わない者同士、しおりひとつでこのあやうい心の冒険がはじまって終わる。闇に消えていく唐田えりかはやはり謎を持たせたら天下一品だな。
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