「なにがなんだかわっからねぇ」の方へ、流れる カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
なにがなんだかわっからねぇ
バスの中で立ったまま厚い文庫本(チェーホフ?)を読む男の斜め後ろから本を除きこむ若い女性。なんか小馬鹿にしたような表情。バスを降りる男が床に落としていった本の栞を拾う女。声をかけ、渡せる余裕があったようなのに。姉のお洒落?な雑貨屋で留守番をする女。拾った栞と同じものが店内に飾ってある。店の前の公園にバスの男が居るのにを気づいて、店の看板をOPENにひっくり返す女。男は公園で疎縁になりつつある女を待っているようす。
男が店の中に入ってくる。栞の値段を尋ねる。品物には値札がなぜかない。
栞の値段は法外に高い。
男の落とした栞をエプロンのポケットに入れておきながら、渡さない女。
やな感じ。
男はトイレを借りたいといい出す。わざと350メートル離れた場所の公衆トイレを案内する女。意地悪。
冗談だって?人が悪いわ!
トイレを借りたお礼にこの辺りを案内させてくれと突然言い出す男。この辺と言っておきながら、なぜかタクシーで西の方に移動する二人。広い公園で真偽のあやふやな童貞ボーイの書きそうなセリフのキャッチボールを繰り返す二人。
遠藤雄弥は唐田えりかに合わせて、棒読みセリフ? それともそうゆう監督からの指示?
眠い。
とうとう寝てしまった。
唐田えりかと遠藤雄弥がキスしたらしいが、見てない。
大損した!
男は探していた女と再会し、よりを戻した様子。
後日、違う道で店の女とすれ違う。
連れの女から離れて女に連絡先を教えてくれと言う男。
ぜんぜん、わっからねぇ話だった。
コメントありがとうございました。全く消す必要はないでしょう。自分も、うとうとはよくしています。それをユーモアで包みながら、ちゃんと映画への愛を語るいいレビューだと思います。
プルースト著 "失われた時を求めて" フランス文学です
多分、世界で一番読み切れない小説でしょう
誰にでも刺さる作品としての大衆娯楽、そして判る人にしか理解されなくても構わない総合芸術、矛盾するターゲットを網羅している映画という文化そのものの懐の深さに敬意を払わずにはいられません