劇場公開日 2023年9月1日

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福田村事件のレビュー・感想・評価

全366件中、361~366件目を表示

4.5これは大成功

2023年9月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

と言えるのではないか? 忘れ去りたい闇に葬られてきた事件を掘り起こして、それで現在の事にも思い致させる造り、それでいてエキセントリックになり過ぎない抑制されたトーン。これは、今迄ドキュメント中心で初の劇映画という森達也監督の功績と思う。
興行収入もある程度望めるんではないか? 色々取り上げたい所がありますが、一つ。いい意味で浮いていた田中麗奈。

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トミー

4.5目を背けてはならない負の歴史

2023年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「福田村事件」はこの映画で初めて知った。さらに、殺された日本人9人は、当時日本人の中でも差別されていた「部落民」(この言葉を使っていいのか迷う)であったということも知った。
そのうえ事件の背後では、大震災後の混乱に乗じて、革命を訴えていた日本人たちも殺されたこと。さらに、朝鮮人に対する非道な行いの報復を恐れ、大震災の火災の責任を彼らになすり付け、その結果、多くの朝鮮人、中国人が殺されたことなどが、語られる。
中盤まで、村人たちの不倫などの人間関係描写でやや退屈したが、見終わった時には、言葉も出ないほどショックを受けた。我々日本人が、目を背けてはならない負の歴史である。

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ファランドル

5.0衝撃的です。

2023年9月1日
iPhoneアプリから投稿

観るべき映画の一本ではないでしょうか。

被害者の子孫の方々、加害者の子孫の方々、無念にも、亡くなられた被害者の方々、どういうお気持ちなのか想像もつかず、とにかく苦しくて涙が出ます。

長い時間蓋をされ表に出なかった理由が作品を観て納得しました。それだけの内容だという事。

その時、その瞬間は自分達は正しい事をしていると強く信じたいという加害者の集団的心理、そこからあっという間に曲がった真実と正義が作り挙げられてしまい、それらに巻き込まれて殺害されてしまった被害者。
観ていて大変辛い作品ですが事実なのです。
現代社会にも通ずる事があり深く考えさせられます。
鑑賞後も考え続ける自分がいました。

目を背けてはいけないと強く思える作品であり、演じられた役者の皆様も忘れられない作品になったと思う、とても強烈な作品でした。

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milk

4.5タイトルなし

2023年9月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

名古屋初日初回、満席。今日という日に見ることに意味があっただろう。脚本にはもう少し洗練が欲しかったけれど、物語の構成は悪くない。階級や村の人々の関係など描かれていた。東出くんのキャラは曖昧だ。群衆心理や在郷軍人の様態はよく描けていたと思う。でも、少し図式的。
荒井さん?の脚本は性愛に寄せ過ぎか。今村なら、同じく性愛を入れても、そっちに寄らないはず。
また、在郷軍人たちが警察のせいにするくだりも、ベタなセリフで説明しているだけで、これなら、しょうがなかったことになってしまう。
曖昧な状況から、暴発のように殺戮が始まって、それが止まらなくなるシーンは、秀逸なのだが。
在郷軍人がエリートたちをディスる構造は今の反教養主義と重なる。でも、古い脚本家たちが、ただプチブルを図式的に批判してる感も。

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えみり

4.5情報

2023年9月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

公開初日に鑑賞🎞️✨

福田村事件の事は全く知りもせず、井浦新さん目当て映画でした

初めから重たい内容
ずしんとくる映画だと思い挑み
観ましたが、

なかなか
ヘビーですね

色んな方が出てきますが、みなさん何か抱えていて、そんな時に関東大震災という災害を機に、根も葉もない噂が出回り、人々を疑心暗鬼させて、事件が起きる

現代にも通じる内容で、沢山の方に観てほしいと思う映画です🎥

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アプソ

5.0日本人が向き合わなくてはいけない映画

2023年9月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

関東大震災から100年目のその日にこの映画を見る事が出来た意味を考えたい。

怖い。怖い。ひたすら怖い。

日本人は世界的に見ても善良で平和的な民族であるという“うぬぼれ”を、この映画は木っ端微塵にぶっ壊してくれる。

テレビドラマでよく見かける「地方の村の閉鎖的な環境や因習による犯罪」は、もしかしたらその地方に限ったではなく、もしも何かとんでもない事件・事故が起きれば、日本中どこの街でも起こり得るのではないか。

裏を返せば、そこに日本人の残虐性、特に集団となった際の狂気が潜んでいる事実を、自分自身も含めて考えておかねばならない。

「お国のため」を錦の御旗に掲げて突っ走る在郷軍人会の連中や、デモクラシーや民主主義を唱えながらも暴力の前にあまりにも無力な村長を我々は侮蔑したり、あるいは嘲笑したり出来るのか。

その答えは過去にあるのか?未来にあるのか?

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プリズナーN0.6