「フィクション映画として最大の賛辞を送りたい」福田村事件 よもぎ氏さんの映画レビュー(感想・評価)
フィクション映画として最大の賛辞を送りたい
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監督自らフィクションと言っているようにこの映画はフィクション。ファンタジーという部分ではドラマ仁や戦国自衛隊と変わりない。
少なくとも殺害シーンはそんな事実はなく
命を脅かされた状況で朝鮮人を庇うはずがないだろう
ファンタジー映画を鑑賞して、事実のように村人を非難するものがいることに戸惑う
現代であっても、簡単に噂を検証もせず信じ込め人達、私には「お前たち現代人も大正の人々と変わらない、寧ろそれ以下じゃないか」という映画監督の痛烈な皮肉に感じた
俳優陣の力の入った演技、テンポ、一番心が動かされたのは朝鮮人の疑いを晴らすために水平社宣言を朗読するシーン、命乞とはそのようなものであろう。
だからこそ、瑛太の「朝鮮人なら殺していいのか?」
自分のみならず、仲間が危険に晒されている中での浮いた台詞には冷めた。
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