「悲しいけど観てもらいたい映画」福田村事件 teru1956さんの映画レビュー(感想・評価)
悲しいけど観てもらいたい映画
戦争の悲惨さを描いた作品です。
おそらく、今もどこかの国で行われているガス抜き。
戦争に駆り出された若者の死が尊いのはもちろんだか、失った家族の怒りの矛先を朝鮮人に向ける大本営。
主人公が誰なのか分からないような、ドキュメンタリータッチで描かれています。
登場人物の背景の深掘りに手を抜いてなく、悲惨な事件が起こった世情を表現しています。
伏線の回収が素晴らしい。旅立つ少年に渡した〇〇や朝鮮人にお礼に貰った◇◇などの小物が後に意味をなしてくる。
見慣れた映画ほどのスケール感がないのは予算の関係だろうが、退屈せずに鑑賞出来ました。
本来の自分の意見を感じる勇気を貰いました。
コメントする