「観終わった後、外に出たら日常の世界が噓のような気分に囚われた。普通...」福田村事件 takochuuさんの映画レビュー(感想・評価)
観終わった後、外に出たら日常の世界が噓のような気分に囚われた。普通...
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観終わった後、外に出たら日常の世界が噓のような気分に囚われた。普通の人々が忙しそうにそれぞれの用でそれぞれ方向にそれぞれの速さで行き交っていた。自分も含めこんな普通の人たちが競合脱線のようにある条件の重なり合いで、とんでもない事態に発展してゆく恐ろしさの高まりを見せつけられた。個人的に香川に住んでいた事もあり差別も承知していた。しかしその件に関しては、それは後付けの話であり、あくまで大衆のモッブ化メカニズムと暴力の遍在性をまざまざと見せつけられた。興行的に性的要素は必要だろうが、これほどいるのかなとは感じた。女性記者の存在の定型性が気になった。それよりも脚色的には元教師と村長と村のボスの少年時代の姿との対比などがあればなぁーとも思えた。しかし難しい問題に切り込んだ制作者の皆さんの勇気は称えたい。
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