ベルサイユのばらのレビュー・感想・評価
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時代は変わる
初日のチケットをネットで予約。思ってはいたけど、やはり私が住む地方ではTVCMも流れてなかったので、余程注目してた人しか一日中来場はなかったようで、私が入った朝イチでも半分も観客がいなかった。その後はどうなのか気になるところ。
さて、私はこの原作とほぼ一緒に幼少期を過ごし、アニメに実写版映画公開そして、宝塚は初演の次の花組さんからずっとファンで、90年代のTVアニメをまとめた劇場公開。
この時はオスカルを戸田恵子さんアンドレを水島裕さんが声をあてられてたけど、そうした一連の作品を含めて、ずっとずっと昭和から今日まで古参ファンをやってきました。
今作品が公開となると、その前後から皆さん2時間枠にまとめられるのかと心配される声もありました。でも90年代の劇場公開では、当時まだ2時間枠なんて少ない時代で、私はビデオを持ってましたが確か1時間半あったかな?というものでした。だから2時間枠に入りきれないのは、腕の問題だろうと思ってました。
今回この作品を観て正直言って、ずっと頭の中に宝塚の舞台が重なって見えてました。(笑)前半の歌の多いこと??あれ、要りますか?歌で物語を語るならば、あのダンスは何?あの歌と共にの演出は?あれ、いらないと思いましたね。余計な演出をするよりも、後半のオスカルが革命へと歩み始める演出の方が、演出的にはまだ見れた方だと思いました。劇場に向かう直前に見た誰かのコメント。とてもよくわかる演出でした。
強いて言えば、オスカルとアンドレのベッドシーン。あれをほぼ原作通りに描いてくれたのは今回が初で、これ小学生大丈夫かって思っちゃいましたね。(笑)でもあれは良かったけど、亡くなってからの天国?アンドレのお迎えシーンなんて、やっぱ宝塚じゃん!(笑)まさかガラスの馬車が出てきやせんよなって、ひとりでつっこんでました。(笑)
全て入り切らないとして、最後の最後止め絵で言葉で歴史のその後を語ったことはまぁ〜ありとしても、やっぱり前半の歌とダンスと変なひらひら布切れ姿のアントワネットとフェルゼンなどやるならば、正統な絵で見せる物語で良かったと思いますよ。
歌も殆ど言葉がはっきり聞き取れず。目まぐるしく歌で演出するシーンでは、元々ミュージカル俳優でもある方の歌の上手さはわかりますが、正直誰がどのパートを歌っているか、パンフレットを見なきゃわかりませんでした。流石に市民まで歌い始めたらもはやバスティーユの恋人かレ·ミゼラブルかって…(笑)革命当時のパリの街並みも、実写版フランス革命の世界を表したフランスの映画やドラマハリウッドやイギリス映画も観てましたが、進撃の巨人ばりな木造建築はなかったかと…そして時代考証したという衣装も、残念ながら余程わかる人でないと普通に見てます。つまり残念なのです。
昭和のファンらは、ベルばらを見て読んでフランス語を学んだり何かしらの影響を受けてきました。新規のファンや原作を知らない方にはウケはいいかもしれないが、この映画を見てどれだけの学びをしようとしたお客さんが出るか。とっかかりにはいいかもしれないが、少女漫画そのもの斜線が入ったりガーン的な演出。お星さまキラキラハートもいっぱい目はチカチカ。(笑)
音楽も最後の最後バスティーユあたりの曲は好きだが、歌無しの曲だけで演出が良かったのではと、かなり好評よりも酷評しちゃいましたが、私は私の命の次に大切な大好きな大好きなベルサイユのばらです。
時代で変わるとしても、それぞれの人々の中にいるキャラクターたちは、今も昔も変わらずそこに生きている。そして物語も…
映画を見て殆どの方が無口に出入り口へ急ぎ。他の方もコメントしてたように、私的にもお口直しの原作を読みたいと思いました。
努力は認めるが、2時間も枠があってこれかって…のが、正直なところで何がしたかったの?ディズニー?宝塚のアニメ版?いやこれなら、もう舞台でミュージカルやったらどうなのかなって、作品としては可も不可もなくこんな世界が好きな人は好きなんだろなと、令和版には感情投入残念でした。
監督さんが生まれた年は、アニメ化の頃…その後監督さんは何処かで夢中になったんだろが、ダイジェストとしてはこんなもんでも、時代が変わりすぎてベルサイユのばらが好きだけど、歴史ロマンでなくて二組のラブロマンス見せつけられて終わりました。(笑)
何度も言うが、後半だけは良しとします。
原作へのリスペクト溢れるフランス絵巻
断片的にしか見た記憶がないTVアニメを駆け足で視聴してからの鑑賞。レビューに多くある様にかなりダイジェスト風な作りになっている部分は賛否のわかれるところだろう。
ただ、池田理代子先生のサインが入った来場者特典を見てふと気づいた。言い方は悪いがこれはMAPPA制作の壮大なPVなのだ、そう考えると美麗な映像(特に衣装と背景)と宝塚をオマージュしたミュージカルテイストも不思議とすんなり受け入れられる。少なくとも、久しぶりに原作を読んで次の特典でもう1度観てやろうかと思ったのだから制作陣の意図は正しいのかもしれない。
話は完全に逸れるが、女性が主人公(制作首脳陣も)で革命がテーマの作品の公開と週刊誌報道に端を発する一連の騒動が完全に重なるという皮肉。貴族と平民の断絶をマスメディアと視聴者とのそれに照らし合わせ、我が国のジャーナリズムの在り方とジェンダーギャップに革命の時は来るのか?などと考えを馳せながら鑑賞するのも一興だろう。
個人的には楽曲が好みではなかったのでやや辛口評価の☆3つ
初めての胸アツ感動ベルばら体験!
小学生の頃
テレビで毎週放送していた
「ベルサイユのばら」
社会現象になった当時の様子は
今でも明確に覚えています。
その時、気にはなっていましたが
観賞する事はありませんでした。
あれから40年以上の時が過ぎ
今回、妻に誘われて
初めて観賞させて頂きました。
感想は、、、
大大大感動!
オスカル、アンドレ、フェルゼンなど
登場人物達全てがとても魅力的で
一途で儚くも美しい
それぞれの生き様は
胸にくるものがありました。
己の運命を受け入れて
国を愛し、愛する人々の幸せを願い
正義を求めて懸命に生きる姿に
思わず涙する場面が
何度もありました。
完全に
ベルサイユのばらの世界に
入り込んでいました。
オスカル!
と叫びたくなる自分がいました。
観賞後しばらく
余韻に浸っていました。
予告を観て気になりすぎたので鑑賞してきました!原作もほぼ知らないけ...
原作熟読派には一見の価値
原作のシーンをそのまま全部映像化したら多分大河ドラマ位の尺がある。
大河ドラマの総集編だって4時間近くあるのに、1時間50分にするのだから、無理難題過ぎるんだよね。
そこで、途中途中に歌パートが入り、プロモーションビデオ風にダイジェストされてすっ飛ばし、を繰り返す手法になってる。
デュ・バリー夫人やポリニャック夫人やロザリーエピはそこで名場面の絵としてサッと流れる感じ。
原作読み込んでれば、そこは予習済という感じです。
その歌だけど、良いなと思える曲が一個も無かった。ディズニーのメンケンみたいに名曲プリーズとは言わないけど、何これ作詞作曲生成AIですかと言いたい陳腐さ。
これなら池田理代子パワーで宝塚や旧作アニメの曲を借りて来られなかったのと言いたい。
良かったのはクライマックスの革命シーン。双方に血が流れてフランス革命が成し遂げられた事が描写されてさすがは動画だった。
改めて、半世紀前に二十代の女性が作った元のコンテンツの凄さに恐れ入りたてまつった。
あの歌じゃなかったけど
2025年劇場鑑賞37本目。
エンドロール後映像有り。
ベルばらはテレビアニメ版を再放送で見たことはありますが、最後まで完走した記憶はなく、正直最後オスカルがどうなるか覚えていないということは見てなかったのでしょう。主題歌「薔薇は美しく散る」がめちゃくちゃ好きで、今でも時々歌うくらいなので今作でどうも使われない感じがして開始早々がっかりしましたし、いかにも少女マンガしているキャラデザインも苦手だし、なんかミュージカル始まったし、と思って全然テンション上がらなかったのですが、はっきり言って沢城みゆきのオスカルは見事でどんどん引き込まれ、子供だったアントワネットが恋を知った次の日から急に大人の声になったのは演出として面白いな、と思いました。自分の記憶と合わないところも後でちゃんと整合性が取れて、ミュージカルだったのも多分途中から忘れ、最初男か女かよく分からないオスカルと最後ほんと綺麗な女性として描かれ、LGBTなんて知るか、恋愛は男と女でするもんじゃい、とトランプ大統領並の潔さ(いや自分は言い過ぎだと思ってますけど)で、最後はもうベッタベタかもしれませんがしっかり泣かされたので満点つけます。
予想外に観て良かった
ベルばらワールドに浸りました
原作のアニメ鑑賞世代ですが、原作については「オスカルは男性であること」しか知らずに鑑賞しました。
物語、絵、セリフ、歌、花の挿絵。
ベルばらワールドに浸りました。
美しく、ロマンチックで、壮大。
鑑賞できてよかったです。
帰宅してまた原作を読みたくなる、濃縮された2時間
小学生のころテレ東アニメの再放送で出会い何回も観て、小遣いが貯まったころに原作を揃え原作厨になりました40代です。
MAPPAの美麗作画で原作を大切に制作された映画であることは間違いありません。
TVアニメもアニメで好きでしたが、アニオリがかなり幅を効かせて居たのは確かです。どちらが良いとかではなく。
この映画に関しては原作をベースに進行しています。アランもアニメ版のようなケツアゴではありません。
本来ならば三部作くらいで丁寧に全て描き出したかったところを、2時間でバスティーユまで駆け抜けなければならない制約で製作側の苦労が伺えます。
それを、歌唱シーンを入れることで話を進める荒技で乗り切り、所々アニメ勢への小ネタ(オープニングでおなじみのバラの棘など)も挟みながら
頑張って描いていたと感じました。
フェルゼンの声優がミュージカル俳優の加藤和樹さんなので、歌唱力がずば抜けてます。
マリーアントワネット役の平野綾さんの、少女期と大人の女性になってからの声色の演じ分けがお見事でした。
落合福嗣さんのルイ16世も素晴らしく、思わず涙がこぼれるほどでした。
もちろん全部描いていたら尺が全然足りません。
ポリニャック伯夫人、首飾り事件などはカットのため、ロザリーを泣く泣くカットし端役で登場させています。その中でもメインを張れる声優さんをロザリーやベルナールに配役している所に制作側の想いを感じました。
黒い騎士もカットしていますのでアンドレは別の理由で失明しますし
バスティーユ後はナレーションです。
致し方ありません。
原作ファンとしては
わー随分駆け抜けたなー(特に前半)となりつつ、後半のオスカルとアンドレはかなり丁寧に描いているのでアンドレファンは泣くと思います。
アンドレの名言もバッサリカットはされているとのの、豊永さんの声も感情をうちに込めた感じが良く表現されており、前半の消化不良を後半巻き返す感じがあります。
あとは、バスティーユ陥落の日、指揮官を狙えと言われるのが納得の見事なオスカルの戦場指揮を描いていました。嬉しく思います。
この映画を観た方は、必ず原作を読み返したり、映画から入った方も原作を読んでみたいと、思うでしょう。
その意味でも意義のある作品であると思います。
この映画の評判如何では連続アニメでまた見られるのではという期待もあります。
MAPPAさんは忙しいので難しいのかも知れませんが…
そのときは是非デュ・バリーも首飾り事件もポリニャックもロザリーも黒い騎士も革命後もMAPPA画質で実現して欲しいと思います。
歌パート演出をもっと!
初心者にありがたい
酷い
決して色褪せることなく
ダイジェスト版
史実に基づいてるので…
音楽をもう少し頑張ってほしかったミュージカル
大前提としてこの物語を映画1本に詰め込むこと自体に無理があるものの、ミュージカル仕立てにしたことでなんとか1つの作品として仕上げたこと自体は評価できます。
ターゲットを原作やアニメあるいはフランス革命をある程度知っているファン層として想定して絞り込んでいるのなら、ある程度端折っても脳内補完できるのでストーリー的には問題はなかったと感じました。
ただ、映画としての不満はいくつかあります。
・テーマを絞った方がよかった
「女として生きる辛さと喜び」「男女の恋の行方」「オスカルの一生」など、何かテーマを絞って展開した方が、ストーリーに厚みが出たように感じました。ダイジェスト感があるので、キャラクターそれぞれの脳内補完が出来ないとかなり薄っぺらいダイジェストになるのでは。
・音楽が頭に残らない
ミュージカル仕立てなのは良いとして、肝心の音楽が全く頭に残りませんでした。舞台や映画のミュージカルは鑑賞後にワンフレーズくらいは何かしら頭に残るものですが、何回か繰り返し見たところで歌えるようになるかと言うと微妙です。音楽のミスマッチもですが歌詞も薄っぺらいというか…そして歌唱力はあっても歌詞が聞き取れない/歌詞で伝えたいことがぼやけているため、雰囲気と脳内補完で理解している感じでした。
・時代考証や衣装などへのこだわり
民衆の服装や言動などもう少しこだわってくれても良かったのでは…身なりが綺麗で困窮しているように見えず説得力が欠けてしまったのが残念です。
ベルばらを好きな人にとっては見て損はなく、新しい切り口を楽しめる作品となっていると思いますが、友人などに薦めるかというと微妙です。
観たかったやつ‼️
レビュー前後しますが良かったので(笑)。
以前から「ベルサイユのばら」は観たかったのですが見る機会、読む機会は無くて気になってた作品に劇場作品として上映していただいてすごくありがたいです😭。
なんとなく物語がわかってるようでわかってなかったでした〜😆アンドレの結末はよめていたがオスカルはわからなかった、アンドレの時点でバットエンド(❓私的解釈)っとぽいのは予想できていたが「そうか〜」っと💧。
アンドレの最後は泣けてしまった、泣かされると思ってなかったからなおさら感動しました。
でもオスカルのカッコ良さと美しさに凄く惹かれて私的にメインキャラクターを好きになる事は私は無くて2番手が好きになる事が多いんだけどこの作品は「オスカル」が1番ですな👏。
漫画の絵の再現なのかショックを受けるシーンの描写は笑えてしまい昔の漫画で良くあった見せ方だよねーっと笑えた😆。
男どもも今どきかっていうぐらい引きが良いね〜、ルイも自分の至らなさをしっかり受けとめマリーから男としては至らないからその部分で他に行くのも致仕方ないと理解し認めるなんて普通できないよ〜💧、でもマリーはルイの子供も産んでるし、最後までルイのそばには居続けたから尊敬の言葉も嘘はなかったね。
エンドロールもその後のアントワネットなども字幕でながれててやっぱりアニメか漫画も見たくなった、2時間じゃ細かな描写描かれてないし…、しかしこれはこれで大変満足でした😁。
唯一引っかかったのはオスカルとアンドレが結ばれるシーン💧、劇場内に小さい子がいたり絵的にニチアサ的な感じもあるから来るよな〜っと入ってから思ったけどこのシーンきたら親だったら気まずいよね、裸で抱き合うぐらたで収めてるがちょい💧物語的にはアンドレの気持ちが報われてすごく良かったのだか、キスしたら暗転か光の描写ぐらいで良かったのでは❓っと思いましたがね😅。
ベルバラ、宝塚好きにはやはりたまらない、劇中曲だけちょっと減点
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