ボクらのホームパーティーのレビュー・感想・評価
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ゲイにも色んな人がいる
7人のゲイが集まってホームパーティーをするが、だんだん空気が重くなってきて…。作品紹介を読んで予想はしていましたが、ここまでの修羅場になると思ってなかったので正直驚きました。
SNSの発展と共に徐々にセクシャル・マイノリティに対する風当たりも弱まり、理解が広がっているのを感じますが、当事者は周囲の人達が思っている以上に生きづらさを感じています。その抑圧された感情の矛先は?愛やセックスでしか解決できないのだろうか?個人的な問題かもしれませんが、社会や他人との繋がり方を考えさせられます。
今作で描かれるゲイ7人の日常というのはかなりリアルですが、分かり合える仲間がいるのでまだ救いがあります。実際には、それこそ誰にも打ち明けることが出来ないまま孤独な人生を送っている人もいるでしょうから。まぁ、その比較的人間関係に恵まれた7人がこの世の地獄のような修羅場を繰り広げるわけですが(笑)
ゲイが7人集まってパーティーしてる時点でだいぶ面白いのですが、一人一人の個性がきちんと表れていたのがとても良かったです。鑑賞後は、ゲイであるかどうかは1つのアクセントであり、純粋に群像劇として面白い作品だったなぁと感じました。
あと、テーマがテーマだけに男性同士の性的な描写が含まれますので、苦手な方はご注意を。でも、BL作品のようなファンタジーっぽさを捨て、生々しさを追求したかのようなリアルなゲイを表現しているので、多くの人達に見て欲しいなぁ、ゲイにも色んな人がいるんですよー、と思うLGBT当事者の私でした。
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