「揺れるロッキングチェア」奈落のマイホーム なつさんの映画レビュー(感想・評価)
揺れるロッキングチェア
シンクホールってこんなに怖いのか…
えー、しかも500メートルって
長年夢見たマイホームを手に入れ、ご機嫌な主人公家族
ここまでは良かったが、転がるビー玉…
ガタつく窓枠
勝手にヒビの入るドア
よりによって主人公家族が引っ越しして1週間で起こる奈落へようこそ
序盤からあちらこちらで遭遇する嫌な住人も一緒
主人公の部下達も一緒
かなり絶望的な状況でも韓国らしい笑いところはきちんと盛られている。
てっきり悲惨なだけのドロドロ作品かと思っていたら家族愛、ラブロマンス、深まる絆と気持ちのすく展開でとても良い。
こんなひどい状況に巻き込まれた部下達もあまり責めることなく、ギリギリの展開でもアイデアを出し合い、そんな場面でも笑いを取っていくスタイル。
女性部下がホースを取りに行くときの岩ジャンプは良かった。
隣の建物も倒れ、豪雨にあたりどんどん状況は悪化の一途を辿る
愛する息子を救出のため、階下に降りる主人公
間一髪で難を逃れる息子
出た瞬間、車が潰れるシーンはヒィってなった
あぁ、優しいお兄ちゃんに助けてもらったのね。
ここでも感動する
無事息子を抱きしめる
2人の子供は死んでいる
孫を置いていけないおばあさん。
そっと遺髪を主人公に手渡し、2人の子供と沈む…
「こんばんは」
君は何度でも挨拶をするのだ
10回会っても10回
微笑む隣人
イエローサブマリンがやってきてもきちんと女子供優先してるの良かった。
蓋を閉めるために残るのは隣人
しかし、絶望の危機にやってきたのも彼!!!
あぁ、良かった
ここが本当に驚きMAXだった
そういや酸素ボンベ出てきてたな〜
てか、あの男性部下の手が無事なのは奇跡じゃね?
対策部隊もなかなかに有能でドローン回収や食べ物投下などきっちり仕事はこなすし、隣のマンションの住人も人助けに賛成。対して関わりもなかったのにな〜
結局、明暗の別れた2人の母親にもそこまで深掘りもされていなくて良かった。
ほぼ、建物内で起こる悲劇に焦点を当てているが、底にも外にも1人も悪い人、憎たらしい人がいないのがリアリティには欠けるが建物内での小さなドラマや奇跡などがふんだんに散りばめられていて観ていて不快感もなく、泣ける所もキッチリ作っていてこちらも泣いて笑えるドラマだった。
途中から、シンクホール設定を忘れるほどに…
ラストのみんなしてトラウマになってる所など最後まで仲良く終わってくれて良き。
内見の時はビー玉必須!!!