大名倒産のレビュー・感想・評価
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ポップな時代劇だけど。。
神木龍之介君を主演に据えて、若い世代を時代劇に取り込みたかったのか、ポップな演出の時代劇
貨幣価値の表現をわかりやすいポップ表現じたち、見た目が華やかな衣装など時代劇なれてない客層を意識しているんだろうな。。。という感じでがしました。
物語自映像化しやすいというかすごくいい作品だし、ストーリーもわかりやすく、勧善懲悪で時代劇の王道っぽいパターンではある。
しかし神木君のコメディが上滑り気味というか。。。
やりすぎ感があるなぁ。。
わかりやすさとか、ポップさに必死になりすぎてて物語自体の持つ良さが蔑ろというか。。。情緒がない。
浅田次郎の本来持つ情緒とか物語の妙がオーバー演出によって雑になっていて残念でした。
多くの年配鑑賞者に混じって…
楽しめました!
大・中・小
石橋蓮司さんはこうでなくっちゃ
小判に歯形
江戸後期を舞台にしたコメディ時代劇。
越後の丹生山藩というところで暮らしていた主人公が、
ある日突然、徳川家康の血をひく後継ぎと知らされ、藩主に。
しかも、その藩は借金25万両、現在の価値で100億円!!!
期限までに返済しなければ切腹。
経費削減、節約とあれこれ苦心する主人公に家臣がついていき、
いつの間にやら一致団結、民のために、というある意味リーダー論を
見せてくれたのかな。
セリフは現代語だし、豪華俳優陣によるお笑い。
時代背景や格好こそ江戸だけど、歴史は知らずとも楽しめる作品でした
金は柔らかくて、歯形が残るのですね、知らなかった。
新潟生まれの私には、鮭の時点で村上方面にそんな名前あったかな、
と思っていましたが、どうやら架空でなさそうです笑
エンドロール後にもう一幕あり、最後まで笑い。
たまには、こんなゆるりと笑えるのもいいよね。
神木くん、素敵な主人公、小四郎。
杉崎花さん、言いたい放題で、切腹バカ!とか面白すぎ。
館内が明るくなると、年配の方、70歳前後の方がずらりと埋め尽くしていました。
私が一番若いのでは?とびっくりしました笑
ゆるーく楽しむ時代劇
コメディ風時代劇ということで普段は映画館で観に行かないジャンルなのですが、試写会に当選したので新ジャンルの開拓に良いかなと思い観に行きました。
俳優陣は本当に豪華でNHK大河ドラマや朝ドラに出演している方たちが揃っており、俳優に疎い私でも知ってる方が多く各々のコミカルな演技を楽しむことができました。特に佐藤浩市の渋みのある演技や松山ケンイチの振り切った演技は見応えがありました。
物語の中で悪者が誰かはっきり分かるので、その悪事をどうやって暴くのか、そして100億もの借金をどのように返済するのかを楽しみにしていたのですが意外とあっさり終わって肩透かしでした。節約で返済するかと思ったけど…そうくるのねと。そりゃそうか。
個人的に気になったのは幼なじみの『さよ』です。強気で快活で小四郎を支える女性!…はいいのですか、でしゃばりだなーと感じるところがあったのでもう少し控えめでも良かったのではないかと思います。でも痛快なツッコミは面白かったです。
ただ節約術もほぼ彼女のアイデアや説得なので小四郎の立場が…なんて思うこともありました。これはあくまで私自身の好みの問題なのですがあまり彼女を好きにはなれませんでした、すみません。
せっかく個性的な義理の兄たちがいるのでもっと3人の絡みがあってほしかったです。
EDの踊りが一番観ていて楽しかったかなと。終わりよければ全てよし!…といいたいところなんですがED後のお話は必要だったのでしょうか。いや、流れ的にいるとは思いますがOPでわざわざラストシーンの告知をする必要なかったんじゃないかな、というくらいのものだったので…。
声を上げて笑うほど面白いかといえば微妙ですが、クスッと笑えるところはあるのでとにかく深く考えずゆるーく楽しむ作品です。
生きてこそ、は今の時代にも通じる精神
借金返済できなければ切腹というシリアスなお話ながら、いたって物語はコメディなので緊張感はなく楽しめるエンタメになっていました。しかもラストのあの二人の式を見て涙ぐんでしまったので、私も小四郎の頑張りに絆されました。武士の矜持とは、威厳なのか忠誠心なのか、命を挟んでなされる価値観によってその人の本質が見えてくる。生きてこそ、は今の時代に通じるものがあって人間ドラマとしても面白かったです。
原作は未読ですが、時代小説は好きで、名のある武将の歴史物よりも、私は名も無き者たちが精一杯頑張るお話が好みなので、今回この作品が観れて良かったです。浅野忠信さんの剛剣姿はもっと見ていたかったくらい。あと松山ケンイチさんは最近「ロストケア」を見たんですが、その役柄と全く真逆でこちらはこちらで純粋でいいなぁと思いました。新次郎、喜三郎、小四郎の三兄弟も良かったです。
命のやり取りになるハラハラドキドキのシリアスを期待してる人は物足りないでしょうが、私は満足です。
ドッカンドッカン
小四郎の成長記としても良く出来た構成で、実直で愛すべき役柄は神木にぴったりです。
原作は浅田次郎の同名時代小説。借金を抱えた藩を救済できるかどうかというテーマは、現代の日本が抱える課題にも通じます。
江戸末期。越後・丹生山藩の鮭売り・小四郎(神木隆之介)はある日突然、父から衝撃の事実を告げられます。なんと自分は、徳川家康の血を引く、大名の跡継ぎだと!
突然、藩主になってしまうという華麗な転身を遂げたと思いきや、実は石高3万石と幕府から目されていた越後丹生山藩ではあったものの、実は借金だらけだったのです。その金額は実に25万両(現在の金額で約100億円)という途方もないものでした。よほどの奇跡でも起こらない限り、越後丹生山藩が多額の借金により押し潰されて陥落してしまうのはもはや時間の問題、という状況にあったのです。
先代藩主の一狐斎(佐藤浩市)は小四郎に「大名倒産」、つまり計画倒産を命じます。全ての責任を小四郎になすりつけ、切腹させようという何とも理不尽な理由で家督を譲ったのでした。残された道は、100億返済か切腹のみ!
窮地に立たされた小四郎は、幼なじみのさよ(杉咲花)や兄たち(松山ケンイチ、桜田通)、家臣(浅野忠信)らとともに、節約プロジェクトを開始します。しかし江戸幕府に倒産を疑われ大ピンチ!
金がないのに次兄の結婚や参勤交代と、次から次へと難題が降りかかります。小四郎は、越後丹生山藩を潰すまい、そして領地の民を苦しませることはさせまいと奮闘するのでした。
現代のリサイクルやシェアハウスに置き換えられる節約術の描写が分かりやすく、笑いを誘う。小四郎の成長記としても良く出来た構成で、実直で愛すべき役柄は神木にぴったりです。優しくて、でも、芯が強くて。そんな小四郎の魅力を、神木は表情の豊かさでみせつつ、安定感抜群のコミカルな演技で笑いの渦に巻き込こんでくれました。
本作は一見すると馬鹿馬鹿しいドタバタ喜劇に見えます。しかし前田監督が、自ら原作を読んで映画化を企画したのは、「これはリーダー論だなと思った」から。意外と真面目な動機だったのです。そして知恵と工夫で藩財政の立て直しに取り組む小四郎が、「私心を捨てて、民のことを考える理想のリーダーで、痛快で格好いいと思った」というのです。「社会のひずみとかゆがみを変えていかないといけないよねと、コメディータッチの映画を通してお客さんに伝えたい」と話しています。
前田監督は、原作の時代劇という枠組みにも引かれたそうです。「システム的にいろいろな問題が起きている状況は、現代の状況にも似ているが、それを現代劇で見せると、とても真面目で堅苦しいものになってしまう。原作がすごいのは、ユーモアのある時代劇として描き、エンターティンメントになっているところだった」といいます。
前田監督といえば、最近作で高齢者介護について重厚な問題提起を行った「ロストケア」でい、高く評価されました。「今は、いろいろなことを人任せにできない時代。『一歩前に踏み出しなさい』とまでは言えないけど、映画を見てそうだよな、と思ってくれるといい。映画にはそういう力があると思う」と前田監督は語ります。わたしもそんな映画の力を信じたいと願っています。
時代劇に詳しくなくても見れる
普段見ないジャンルだが時間があったので鑑賞。
時代劇はあまり見ないが、お金の価値などの解説が入ったり現代の言葉遣いも多かったりで分かりやすかった。
ただコメディとして120分は長いかなー。
100分くらいだとさっぱり観れたかも。
「老後の資金がありません」と同じ監督と聞いて納得。あちらも経済的な事柄を扱っていたけどコメディベースで細かな笑いの要素も多く楽しい作品だった。
鑑賞中も所々で笑いが聞こえてきた。私は声が出てしまうほど面白さは感じなかったが…。
藩の人たちの固いやり方に若者が口を出し藩を立て直していく様が面白い。トップの人が自分の組織の経済状況を知らなかったりお金の管理は部下に丸投げって実際にあるんだよな。
小ネタが多くて笑いポイントを作ってるなーって感じだったが、一つだけ冷めてしまったのが小四郎がカメラ目線になってさよに「どこ見てんの?」って言われるシーン。ウケを狙う映画やドラマにありがちだけどカメラ見るネタは寒いからやめた方がいいと思う…
さよというか杉咲花が可愛すぎる!最後二人くっつくのかと思ったけどくっつかなくてよかった。コメディは恋愛なしの方が面白い。
客層中高年多かったからお年寄りとかは楽しめそう!
痛快の一歩手前
見て良かった映画でした
子供と見に行ったのですが、展開が早く飽きなくて心掴まれたまま電気がつくまで見ていられた映画でした。今は東リベやインディー、スパイダーなど話題の映画が多い中…埋没してしまうにはもったいない映画でした。子供も面白い映画だったと絶賛で、人の心の動きが見えて金銭感覚の見直し、金がどんなところにあるのか、社会の不条理を見ることもできたし、やっぱり人の心は大事なのだと再確認できました。俳優さん目当てで来られてる人もいると思いますが、みんないい味出してました。ゆうしょくにしゃけが食べたくなり、早速、買って、家族で映画の話をしながら、美味しく食べました。面白かったし泣けたし心が前向きになれる映画でした。大名倒産幸せ感を有難う〜。
コメディで江戸時代っぽくはないですが
神木ワールドに個々の役者さんたちが良い味を出してました。
錚々たるメンバーでした。
うまい鮭おにぎりが食べたくなること必至。
最後、エンドロールで悪役とも踊るのが良いですね。
まぁこんなもんよね
原作知らない&事前情報も映画館の告知のみで見に行きました
全体的に良くもなく悪くもない冒険してない内容だったのかな〜
めちゃくちゃ面白いってわけでもないしめちゃくちゃつまらないって内容ではない
良かった点は演技が良かったところと借金返済という所がブレずに最後まで進めていたところですかね その裏で命の大切さとか家族愛も少し描きつつで
悪かった所は一番最初にエンドロール後になにかあるから見てね〜って出たとき一気に心が離れていきそうで出鼻くじかれました😭w
えっ…そういうので釣らないといけないくらいの内容なのかと不安に感じました…
ちゃんと最後まで見るので作った映画に自信持ってくださいよ!
あと神木くんの素朴な感じいいんですが驚いたやつがくどい(笑) そんな感じの演技プランして言われてるんでしょうけど…
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