「ルー・リードが最も充実していた頃」ソングス・フォー・ドレラ つくねと皮以外は塩さんの映画レビュー(感想・評価)
ルー・リードが最も充実していた頃
大傑作アルバム『ニューヨーク』のあと、音楽的には一番充実していた時期だし、あらためて映画館で観れるとなるとやっぱり嬉しかったな~。後年のインタビューでも「俺は音楽を使って小説を作りたかった」と言っていたけど、かなりの程度それに成功している。とにかく対象への距離の取り方が抜群。アルバムでも最後に聴こえる「グッバイ アンディ」の声の響きが、この稀代の「シニカルで意地が悪い」ミュージシャンの真の愛情の深さを伝えていて感動的。
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