「オスカーがグラミーを!」オスカー・ピーターソン kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
オスカーがグラミーを!
最近ジャズ音楽にハマっているのですが、オスカーがカナダ出身とは知らなかった。まぁ、音楽は国とか人種とか関係ないからね!レコード聴いても顔はわかんないから。個人的には、ジャズピアニストとしては最も聞きやすいミュージシャンだと思ってる。ピアノトリオが聴きたいなぁと感じたら、とりあえずオスカーピーターソンかけとけ!みたいな感じで。ジャズ初心者でも楽しめるかと思います。
音楽ドキュメンタリーとしてはまずまずの出来映えなのですが、ストーリーを繋ぐ役目をするミュージシャンたちは全然知らない人。いや、これは要らないだろう。アーカイブネタが足りなかったのかどうかはわからないけど、とにかくオスカーを感じさせてくれなかった。
インタビュー映像ではビリー・ジョエルやハービー・ハンコックなど有名ミュージシャンも登場するが、ラムゼイ・ルイスは2022年没、クインシー・ジョーンズは2024年没。なぜだか涙が出てきた。ギター弾きとしては、ジョー・パスの映像なんかが嬉しかった。
ミュージシャンのドキュメンタリーや伝記ドラマは、ドラッグに溺れてしまうかのような波瀾万丈な人生を描いたものが多い。オスカーの場合、結婚に何度も失敗した程度・・・軽く流されてしまいましたが。結構メインで語られているのは「Hymn To Freedom(自由への賛歌)」を作曲したことにより公民権運動を象徴する曲となったことなど、人種問題に焦点を当てているのが特徴。このきょくは多分カナダの学校で歌い続けられているんでしょうね~もう偉人ドキュメンタリーといった感じ。
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