「湯川潮音は凄かった」少女は卒業しない uzさんの映画レビュー(感想・評価)
湯川潮音は凄かった
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『テロルンとルンルン』『アルプススタンドのはしの方』の小野莉奈、『愛なのに』『サマーフィルムにのって』の河合優実。
この二人の共演というだけで、鑑賞決定。
今作もこの二人のリアルな芝居がアタマ二つ抜けていました。
しかし、中身としてはメイン4人の重なりが薄すぎて一本の映画としては微妙。
小説で連作短編としてそれぞれを描くならアリだが。
特に前半は知らない学校の日常を見せられているようで入り込めなかった。
忍ばされていた過去描写は騙し討ち感が強く、あそこだけカーディガン着てないとか、何かしら匂わせがあってほしい。
カーディガンといえば、卒業生代表が着たまま登壇は違和感あり。
作田のエピソードは、最後が腑に落ちず。
(同じ本は買ったが)お守りを手放すという成長を描いていたのに、返してしまうのはどうなのか。
杏子の話は良かったが、森崎の歌の説得力が今一歩で、ビブラートや強弱は上手いが、高校生があれで沸くかと言われると。。
『リンダリンダリンダ』の湯川潮音レベルを連れてくるか、せめてぜりぃふぃっしゅはもっと下手にしないと。
由貴の話はビターながら爽やかで最も破綻なく見られた。
誰一人幸せにならないのは好みが別れるかな。
色々書きましたが、お目当て2人はじめ演技はよかったし雰囲気も好みではありました。
高校生の、卒業間近の空気感もよく出てます。
何より、ショート・ボブ好きには脇も含めて画面が華やかでよかったです。笑
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