劇場公開日 2023年1月6日

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ファミリアのレビュー・感想・評価

全115件中、61~80件目を表示

5.0ブラジル人コミュニティとの共生の話かと思ったらほぼ東映Vシネでした

2023年1月13日
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鑑賞方法:映画館

愛知県の山間で独り陶器製作に勤しむ誠治の元にプラントエンジニアとしてアルジェリアに赴任中の息子、学が現地で知り合った婚約者ナディアを連れて一時帰国してきた。戦乱で家族を殺され天涯孤独だったナディアを幸せにしたい一心で学は会社を辞めて誠治と一緒に陶器製作をしたいと告げるが、厳しい現況を知る誠治は頑なに反対する。そんな折在日ブラジル人が多く住む団地では半グレグループによる嫌がらせが横行、友人を庇って追われたマルコスは夜中に誠治の車を盗んで逃亡しようとしたところ誠治と学に見つかってしまう。何かしらの事情があることを察した誠治らは彼を匿ったことからブラジル人コミュニティと繋がりを持つようになり、マルコスもまた陶器製作に興味を示すが半グレグループの嫌がらせは日に日に激しくなり・・・。

もっとブラジル寄りの話だと期待していましたがそこは全然薄味。よくよく考えたら成島出監督と役所広司は『シャブ極道』他の任侠映画を作っていたコンビなわけですから、家族モノのフリをした東映Vシネみたいなテイスト。そのダークサイドを一手に引き受けるのが半グレグループのリーダー榎本を演じるMIYAVIと暴力団組長青木を演じる松重豊。出番はさほど多くはないですが鋭い眼光だけで凶暴なキャラクターを作り上げています。Vシネ風味ゆえ客寄せパンダ的な立ち位置の吉沢亮の出番はイマイチリアリティがないので正直どうでも良く(あんなイケメンがプラントの食堂勤務の女性と婚約とかないでしょ)、やっぱり何といっても役所広司。実は暗い過去を持つ陶器職人というずっしり重い人物像を体現しています。誠治の幼馴染で定年間近の刑事駒田を演じているのがうらぶれたオッサンを演じる時にだけ存在感を発揮する佐藤浩市。全身の毛穴から吹き出す雑魚いアラカンの哀愁が他人事ではなくてゾッとしました。

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よね

3.5外国労働者の皆さんに助けてもらう時代?

2023年1月12日
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発展途上国から先進国に行けるのは憧れであり、今まで貧しかった分家族が暮らせるように出稼ぎに日本を選ぶ方は多い。しかし、様々な社会問題により雇用が減っています。心配されたくない、家族を楽にさせてあげたいという思いで異国の地で必死に生きています。外国労働者問題が一つ大きな社会課題になっております。学の行動は人種関係なく、すべての人が平等であると日々行動しております。学の行動を見て、父誠治の行動も変わり街のブラジリアン在留者たちを助けていきます。現在出稼ぎの外国労働者のほとんどは正社員以外の契約であり、アルバイトやフリーター、力仕事、工場で働いている方が多いです。差別なく、雇用を守ってあげることは極めて難しい。出会ったら、受け入れてあげる、助けてあげること。難しいかもしれませんが、日本の中小企業を救えるのは外国労働者たちかもしれません。今後は少子高齢化で彼らから助けを求める時代が来ます。自分が海外に行った際と置き換えて、人種関係なく接してあげましょう。

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やんやん

2.5役所広司は勧善懲悪物語のヒーローでした

2023年1月12日
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単純

難民、移民問題について考えさせられる映画だと思って途中まで観てました。ところが息子夫婦がアルジェリアでテロに巻き込まれるというところから何やら雲行きが怪しくなり(焦点ボケるから止めようよ、そういうのは)、ブラジル人を差別し痛め付けるグループの親玉が、妻子をブラジル人の酔っぱらい運転で亡くした(同情するけど、その設定かい)という個人的理由だったとわかって興醒め。その親玉、金持ちのバカ息子っていうよくある設定でした。
ただの勧善懲悪のヒーロー物語、日本版グラン・トリノっていうから観に行ったんだが東映Vシネマでした。
役所広司が好きだからプラス0.5しました。

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ゆみあり

3.0ポンデケージョ(ブラジルのチーズパン)が食べたくなる映画?

2023年1月12日
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KSクッキー

4.5懐かしのファミリア

2023年1月12日
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 80年代、とても多かったファミリア。映画はトヨタの中心だったけど、ファミリアはマツダ。カノジョの真っ赤なファミリアを傷つけたことでえらく怒られてしまった若かりし頃の記憶。結局カノジョとはファミリアになれなかった・・・

 ブラジル人移民への復讐とかブラジル人の生活苦などを目にすると、かつては日本人が移民として渡ってたんだよな~石川達三の「蒼氓」を思い出したりして。サッカー留学する選手もいるよね…よく知らんけど。

 家族を内戦で亡くしたナディア、家族を事故で亡くしたカイト、喪失感溢れる登場人物たちが多いけど、新しい家族を追い求めたり、諦めたりと、夢もそれぞれ。人種も性格の多様性もお互い認めなきゃ。

 全体的に暗いトーンだったが、恋人や新しい家族への思いがひしひしと伝わってくる作品。重厚な人間関係の輻輳もブラジル人団地を中心に広がり、上下関係や因縁までもが観る者の心をわしづかみにするかのようだった。特に面白いのが父親が町の有力者である半グレの榎本海斗(MIYAVI)。彼に対しては定年間近の警察官(佐藤浩市)もヤクザの青木(松重豊)も手が出せないといったしがらみがある点。世捨て人的な神谷誠治(役所広司)の目線で見ると全てが見えてきそうな関係でもあった。テロに対する政府の対応も問題提起として興味深いところ。

 さすがに終盤の展開には納得できなかった。ボイスレコーダーはいいとしても、あの場で血気盛んな部下たちが手を出すような気もするし、そうなると、海斗を捕まえるにはどう足掻いても無理・・・社会派作品よりも家族の絆を優先させたところが唯一の欠点ともとれる。

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kossy

3.0役所広司が素晴らしすぎる映画

2023年1月11日
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もう少し穏やかな展開になるかと思っていたら最後までハラハラ。
役所広司さんが出ていたのもあってか、根底にあるテーマは「バベル」にも通ずるところがあるように感じた。
ブラジル人出演者はみなオーディションで選ばれたとどこかで読んだ気がしましたが、みなさん素晴らしかった。でも何と言っても役所広司さんが素晴らしい。世界に誇れる俳優ですね。それだけでも観る価値ありの映画。

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TK

3.5ルイは良いヤツ

2023年1月11日
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悲しい

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uz

2.0ちょっと暗すぎる

2023年1月11日
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なんたかな。。。。

そういう現実なのね

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Billy

4.0やっぱり役所さん!

2023年1月11日
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泣ける

悲しい

興奮

いやー泣きました。最後良かったです。役所さんはやっぱり泣かせます。MIYAVIはヘルドッグスでも反社系の役だったけど上手いですよね。それと吉沢亮は安定だけどブラジルのあの二人は有名な俳優なのかな?役になりきってましたね。すごい人がいるもんだ。脚本も素晴らしい。垣根涼介あたり実写化してほしいです。

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Hideking

4.5まさかの。

2023年1月10日
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大吉

3.5かなり違った。

2023年1月10日
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数年働けば家が買える?日本はそんな夢の国だと思われてるのか?
役所広司と陶芸に興味をもったブラジル青年とのヒューマンドラマかと思いきやあんなバイオレンス展開や息子夫婦の悲劇。かなり予想と違った。ラスト、焼き上がった陶器見せて欲しかったなあ。

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あらじん

4.0【”怒りは怒りを来す。だが、そこからは何も生まれない。”紛争、在日外国人の雇用問題など、現代社会では喫緊の重いテーマを扱いながら、骨太なヒューマンドラマに仕立て上げた成島監督の手腕に唸った作品。】

2023年1月10日
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悲しい

難しい

幸せ

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NOBU

4.5グラン・トリノ

2023年1月10日
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主人公は死なないが、内容はグラン・トリノみたいな感じです
久しぶりにヤンチャな松重豊を見させてもらいました
俳優陣がとても素晴らしかったです
新年最初の映画として良かったです感動しました

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おさみん

1.5いろいろキツい

2023年1月10日
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単純

在留外国人労働者の使い捨て問題、地域とのトラブル、半グレ集団による暴力の闇、国際的な人質テロ事件…と、重たい材料がたくさんあるわりにどれも表面的な描き方で、映画の出来そのものがしんどくて観てるのがつらかった。ぐらぐら揺れる手持ちのカメラが何を映したいのかよくわかってないようにも思えて、まあ、ヘヴィな問題いろいろありますけど家族の絆でまるっとまとめちゃいましょう、みたいな雑な感じを受けた。

そんな気持ちで観ていたせいか、役所広司はうまいというより、いつもの役所広司を役所本人がなんとなくそのままやってるように見えたし(同、佐藤浩市)、ブラジル人役者のカタコト日本語セリフもキツい。子供ができた吉沢亮の喜び方とか、屋台のラーメン屋みたいな出入り自由なビニールの向こうで半グレがシャブ食ってるとか、MIYAVIが死んだ娘の保温ボトルでお茶飲んでるとか、多くの人が指摘している無用な屋上SEXの事後どっから毛布もってきたんだとか、ほんとどうなっているのか。ブラジル人女優の胸が見えるのは、眼福と同時に、裸を条件に出演が決まってそれこそ外国人労働者を搾取してんじゃないのか?と勝手に妄想して憤ったり…。

成島出監督作品は久しぶりだったけど、ご本人もいろいろ悩んでるのかな?ずいぶん前の八日目の蝉やソロモンの偽証はおもしろかったけど。本作、和製グラントリノという意見もあるが、そりゃ本家に失礼。イーストウッド監督の爪の垢を役所広司の焼いた茶碗で煎じて飲んでほしい。

最後に、佐藤浩市の白髪にしてあの額の狭さと毛量は地毛なのかどうかもかなり気になった。

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ジョンスペ

3.0短気、直情はダメよ

2023年1月9日
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悲しい

怖い

愛知県の田舎町の外れで陶器職人をする男と家族の話。

プラントエンジニアとしてアルジェリアに赴任中の息子が現地で射止めた悲しい過去を持つ妻と帰国してくる物語と、隣町で暮らす生い立ちにコンプレックスを抱える在日ブラジル人青年の物語をみせていく。

息子が幼い頃に妻を亡くしている主人公と息子夫婦の部分のドラマは、苦労人達の思いやりと素晴らしい人間性が満載で、もう文句なしでございます。

しかしながら、ブラジル人青年の方ですが…相手はハングレとはいえ、それまでトラブルがあった感じもない中で、金を持ち逃げし追われたヤツをそんな怒号が聞こえる中で体を張って逃がしたのが切っ掛けですよね?
その後の嘘は別として、そりゃあ当然やられますよね。
その根本に国籍の問題があるみたいこと言われても、落とし込み方が無理やりで、あー多様性ですかー…とこちらは何だか白々しさを感じてしまった。

その無理やり感と、ラストのあまりにもキレイで物足りなさを感じる流れはあったけれど、ドラマとしては非常に熱くキツく悲しかったし、色々と考えさせられる部分もあってとても面白かった。

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Bacchus

3.5お正月あけに観るには…

2023年1月9日
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重めの作品です
今年一番目に選んだ🎬で
…かなり
ズシンと響きました
あとから後から理不尽な
事ばかり続くので役所さんの
演技に救われます

使い捨ての外国人労働者
矛先を向けられて
警察も太刀打ちできず
知らないふり
現実社会を写している様です

余談…
友人がもう一本見ていこう
というのですずめの戸締まりを
観て帰りました

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しろくろぱんだ

4.0想像してたのと違う、家族の物語

2023年1月9日
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悲しい

興奮

幸せ

あらすじも見ないで鑑賞です。多分、こういう話だろうと思って見たらかなり違いました。
家族の話と言うよりは、ヤクザ(半グレ)の暴力映画という感じです。

さすがの役者陣です。特に役所広司と吉沢亮はかなり良かった。

ただ、ちょっとリアリティがないというか、話が良すぎて、ぎゃくに入り込めない感じもあります。
どうしても、排他主義というか、外国人差別のような感情もあり、自業自得だろ、、、とも思ってしまいます。
悲しいけど泣けないというか。

最後まで楽しめました。

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だるまん

0.5貧困なる精神が支配する映画なのだ‼️❓

2023年1月9日
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大きく二つ。
〇〇人に家族を殺されて、〇〇人に復讐したり、画策した日本人は古今東西存在しないし、多分、今後もいないと思います。
これだけでも重罪だと思います、こんなことを考えついて、さも、あるかのように映画にした時点で、遺族のことを蔑ろ、いわゆるセカンドレイプです。
もう一つ、出稼ぎで入国してる外国人のアウトロー率はかなり高いのは現実です、私も被害者ですし、その率が高いことを知りうる立場にあります。
外国人がアウトロー、ではなく、出稼ぎ入国外国人がアウトローです、差別ではなく、危機管理として警戒するべきです。
他にも、支離滅裂です、アフリカの営利誘拐が、テロになり、内乱になり、無茶苦茶です、外国のテロ被害者が司法解剖されることは無い。
とゆうか、アフリカと、ブラジルの出来事は無関係です。
この映画が何を意図していようと、最低最悪な映画であることに🎞間違いありません。
俳優に罪はありません。

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アサシン5

3.0移民団地の実態

2023年1月9日
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愛知県に実在する移民団地を舞台に外国人労働者の実態を上手く描いているクライムドラマ。移民や差別の実態を知ることが出来る作品ではないでしょうか。
そしてこの作品は何と言っても主演の役所広司に尽きる。静と動、光と闇を見事に演じ分けていて、圧倒的な演技で観る者を魅了する。日本を代表する唯一無二の役者であることを改めて実感した。

2023-6

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隣組

4.0これはハードボイルドだ!

2023年1月9日
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“família”はポルトガル語で「家族」の意。タイトル通り、様々な形の家族が登場する。
前半は陶器職人の神谷と一人息子の学、学の妻のナディアの関係が主軸となり、そこに在日ブラジル人が絡む。後半は在日ブラジル人と半グレ組織、学たちに起きる不幸な出来事が重なり、息つく暇もない。
生まれ育ちや国籍、言葉の壁を超越して理解し合い家族になろうとする人々や、家族を失った者の怒りや悲しみが描かれる。外国人に対する差別や偏見も激しい。
観終わったあと、しばらく放心して言葉も出なかった。

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ぽてち