ファミリアのレビュー・感想・評価
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憎しみや暴力の連鎖を断ち切る
重厚で面白かった。 在日ブラジル人と日本人の在り方がテーマかと思ったら舞台はアルジェリアのテロまで話が行き、どこまで話が大きくなるのかと思ったら、 そこはやはりだタイトルでもある家族とは?と言う所に終始して綺麗に収まっていたと思う。 最近は日本でもブレイキングダウンが流行って、 どっちがケンカ強いか?みたいなのに憧れる若い人が多いのを憂いてたけど、 非暴力で暴力や憎しみ悲しみを断ち切る姿に感動しました。 しかし、絵力目力は役所広司が一番強く、怖かった。 在日ブラジル人の方々もリアリティーがあり、 吉沢亮さんは見る度にイケメン枠を軽く飛び越えた 熱量ある演技が素晴らしかった。 子どもが生まれて人生最大の喜びの報告が 人生最悪の報告になる演出がとても良かった。 移民問題は今リアルな日本の問題としてあるので 良いタイミングで見れたなと思います。
はじめに感じた違和感!しかしラストではしっかりと感動していた!
その感動の本質は何だったのだろう?
陶芸家の神谷誠治(役所広司)のラストの身体を張った行為。
ブラジル移民を目の敵にして私怨を晴らす榎本海斗(MIYAVI)を、
ほとんど単独行動で逮捕に至る・・・
ほとんどデンゼル・ワシントンの「イコライザー」ではないか?
まぁデンゼルほど暴力的ではないし不死身でもない。
神谷はブラジル移民のマルコス(サガルエルカス)と恋人のエリカ
(ワケドファジレ)たちにとっては、正真正銘のヒーローだ‼️
この映画のテーマは大きい。
俳優もオーディションで選ばれた南米人。
言葉は日本語、英語と、ポルトガル語の3ヶ国語が飛び交う。
誠治がハングレ集団のリンチからマルコスを助けて治療したことから、
ブラジル移民のコミュニティと親しくなる。
その話しが一つ。
もう一つは商社員でアルジェリアのプラントで働く神谷の
息子・学(吉沢亮)。
彼が難民出身の妻・ナディア(アリまらい果)を伴って帰国する。
そして学は仕事を辞めて陶芸の仕事を継ぐというのだった。
その申し出を断る誠治。
そして再度アルジェリアに帰った学とナディアは、武装テロ組織により
占拠されたプラントで人質として殺される・・・
神谷は息子と恋人と嫁、更に後で知るもうひとつの命も失ってしまうのだ。
榎本(MIYAVI)の私怨には同情せざる得なかった。
ブラジル人の運転するバスに妻子を殺された。
運転手はベロベロに酔っていた。
強制送還された運転手を探しにブラジルに行った榎本。
運転手は既に死亡していた。
榎本のやり場の無い怒りはブラジル移民全体に向けられる。
(これは間違っているのは明らかだ)
そしてまた一方で政府の努力も虚しく、
学とナディアを人質として殺されてしまった神谷も
怒りのやり場がない。
その無念が榎本のような怪物への怒りに転嫁し、
ブラジル人を助けようと思う動機づけとなったのか。
榎本のお門違いの復讐は更にエスカレートして、
被害者が増えて行く後半は怒涛の展開で、目が離せず、
神谷が乗り出すラストはテンポが更に加速して行く。
それにしても警察(神谷の養護施設の友人の佐藤浩市は警察官)の
ハングレ集団への無力は何なんだろう?
ブラジル人だから本腰を入れて捜査しない。
自国民でないから?・・それはあると思う。
外国人労働者を取囲む様々な問題は簡単ではない。
ゴミの分別ひとつでも日本人町内会と対立したりする。
コミュニティが大きくなり人口が増えれば、その行動も悪目立ちして、
イギリスがユーロ離脱の際に問題化したように移民に仕事を奪われる
事態も起きてくる。
「ファミリア」という題名。
予告編で何度も言っている
《俺たち家族になるのだよ》
理想論に聞こえてならなかった。
入管施設で死亡したミャンマー女性の事件での職員の非情。
介護士を目指すフィリピン人やベトナム人に課する難し過ぎる資格試験。
技能修習生という名目で誘って恐ろしく安い賃金で働かせる。
個人個人の日本人の多くは善良で紳士的で優しい。
家族になってハーフを増やして更にクォーターも倍々増やして、
人種なんて意識しなくて良い社会。
隣に住むのは肌の色の違う人々。
それが普通になる程、血が混ざれば良い。
それが理想。
この映画もそんな理想の一つの方向を示しているのかも知れない。
性善説。おおらかさ。
きっとそれがこの映画の感動の理由だったのだと思います。
想像を裏切る作風のギャップ
2023年劇場鑑賞2本目 良作 61点 半年程前から告知や劇場の上映前予告で気になっており、1月公開だったり役所広司主演ということで、2年前のすばらしき世界の再来かと期待していましたが、いざ劇場に足を運ぶと想像と色味が結構違くて意外でした 何と言うか、悪くないんだけど期待していたのじゃないというか、わかりやすく言うとどこか大人しい感じなんだけど、取り込んでいるテーマが多くてどれもぼやけている印象でした 結局言いたいことというのは、国籍も住むところも今いるところが離れていてもみんな繋がっている家族なんだよという寛容な眼差しの役所広司のキャラクター像を中心に伝えてるんだろうけど、、、ん〜〜 役者人の演技は申し分無いと思うし、佐藤浩市に松重豊、吉沢亮にヘルドックス以来のMIYAVIととても豪華だし、製作陣もそれなりに力量込めて作ったんだろうけど、惜しい作品でした
国際紛争と町差別
国を恨んではいけない。人を恨むべき。戦争の根源。やり場のない怒りを持て余す2人の男。息子は守れなかったが、守れる大事な人を、恨みではなく守った。金を渡すのかと思ったがそれでは解決しないよね。息子の意思を受け継いで、マルコスがんばれ。
解決の糸口さえ見つからない移民問題
今(2023年7月1日)、フランスで移民2世の17歳の若者が警察官に射殺されたのをきっかけに、フランス全土で暴動が起きています。移民問題を扱ったフランス映画『レ・ミゼラブル』もぜひ見てください。 この映画「ファミリア」は、日本で暮らす在日ブラジル人たちの現実を描いている視点で鑑賞しました。ブラジルで食べていくのが大変な人々に「日本で3年働けば家が建つ」と誘い、日本へやってきた。来日して働き始めたら、リーマンショックで失業。地方自治体によっては、帰りの航空運賃を出して、希望者はブラジルへ帰国してもらった。日本に残ったブラジル人も非正規の低賃金労働でギリギリの生活を余儀なくされている。 ブラジル人だけでなく、移民・難民は立場が弱く、経済的にも大変なので、集まって助け合わないと生活していけません。移民・難民が集まれば、生活習慣・宗教などの違いから、トラブルが絶えず、もともと住んでいた人は、他の街へ転居していきます。そして、移民・難民の街が国中に点在することになります。 移民問題は、善意・共生・人道などのきれいごとでは、何の解決にもなりません。現在のアメリカ合衆国を見ればわかります。人種が絡む事件が起こるたびに、デモは行われますが、何十年たっても解決の糸口さえ見つかっていません。 日本も移民・難民・研修生などを受け入れ続けている現状からして、他人事と思えなくなってきました。 また、逆の立場となる明治~昭和における日本人のハワイ、北米、南米、満州への移民の歴史も忘れてはいけません。
I'm半グレ
監督は『八日目の蟬』『草原の椅子』『脳男』『ソロモンの偽証 前篇・事件 / 後篇・裁判』『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』『いのちの停車場』『銀河鉄道の父』の成島出 脚本は『洋菓子店コアンドル』『ニワトリ・スター』のいながきよしたか 早くに妻を亡くし妻の兄夫婦と同居し陶芸で生計を立てている神谷誠治 誠治には一流大学進学一流企業に就職し海外に赴任している自慢の一人息子学がいる その学が婚約者と一緒にナイジェリアから帰国して来た 学は今の仕事の目処が立てば会社を辞め陶芸の仕事を継ぐつもりだという 儲からない陶芸に誠治は息子の意見に反対する やがて息子夫婦はナイジェリアに戻るがそんなある日に現地の職場がテロリストに拘束されてしまう 主な撮影場所は愛知県 世の中には外国人差別を真正面から取り上げた意欲作と評価するライターがいるようだがかなりピントがずれている 本当に鑑賞したのだろうか ブラジル人を執拗に虐める半グレのリーダーは酔っ払い運転のブラジル人のせいで妻と娘を事故で失っている ブラジルまで追いかけたがすでに死んでいた 行き場のない怒りが愛知県の在日ブラジル人全てに向けている 社会問題として描くにはちょっと違うかな オーディションで選ばれた外国人の皆さんがわりと思ったより上手だった 素人に毛が生えた程度だと思うが監督の指導の賜物か 配役 陶器職人の神谷誠治に役所広司 誠治の息子でプラントエンジニアとしてナイジェリアで働いている神谷学に吉沢亮 誠治の義理の兄(妻の兄)・金本哲也に中原丈雄 哲也の妻・節子に室井滋 学の婚約者のナディアにアリまらい果 在日ブラジル人の青年マルコスにサガエルカス マルコスの恋人で在日ブラジル人エリカにワケドファジレ 地元のヤクザ青木に松重豊 ブラジル人を憎む半グレのリーダー榎本海斗にMIYAVI 誠治の親友で駒田隆に佐藤浩市
これがリアル…な訳ない!
焼き物職人の男。
アルジェリアで働き、難民の女性と国際結婚したその息子。
ひょんな事から彼らと交流を深めた在日ブラジル人の若者たち。
これだけなら国を越えた人と人の触れ合い。成島出監督は『草原の椅子』でも異文化との交流を描いていた。
が、スケールの大きい感動作かと思ったら…
在日ブラジル人たちを圧する半グレ集団。
アルジェリアに戻った息子夫婦を悲劇が襲う…。
思わぬバイオレンスやハードな展開、社会派問題に驚きを通り越して唖然…。
それらが巧みに描かれていたら良かったんだけど…。
在日ブラジル人コミュニティー。愛知県に実在する巨大団地だという。そんな所があるとは知らず、目から鱗。これに目を付けたのはいい。
言うまでもなく役所広司の名演。
オーディションで選ばれた在日ブラジル人キャスト。日本語が上手くてびっくり。
良かったのはそれくらい。
とにかくこの作品、何を描きたかったのか分からない。
焼き物職人の男の下に国際結婚した息子が報告の為に帰国して来て、跡を継ぎたいと伝えるが、父親は断る…。この父子ドラマが主軸と思っていたら、違う。
アルジェリアに戻った息子夫婦はテロリストの人質になる。父親は外務省にまで出向いて直訴するも、息子夫婦は…。テロの恐怖。これを描きたかったのか…? 違う。
在日ブラジル人青年は男に亡き父親の面影を重ねる。焼き物を手伝わせて欲しいとお願いする。この国を越えた交流や焼き物文化こそがメインだろうと確信するも、そうでもなく。
半グレ集団は在日ブラジル人たちを虫ケラ同然の扱い。半グレ集団って怖い。在日ブラジル人たちを守る為、男は…。ここが見せ場…いやいや、突飛な展開にもはや失笑レベル。
一応この作品、国や境遇を越えて“家族”になろうとする…という触れ込みだが、そこにテロや半グレ集団など本当に描く必要あったのか疑問の要素を織り込んだ事で、詰め込み過ぎと言うより、焦点がボヤけてしまっている。ズバリ言うと、とっちらかっている。
在日ブラジル人たちの知られざる現状、国際問題であるテロ…国内外のリアルを訴えたかったのだろうが、展開や描写など非現実的。
在日外国人の現状を描いた作品では在日クルド人を描いた『マイスモールランド』があったが、あちらはあまりにも不条理な現状を胸が痛いほど描いていたのに、こちらは生きる為に犯罪に関わってしまう…など、一見同情的に描いているようで、非常に安直的。当の在日ブラジル人たちが見たらどう思うか。もしこれが現状と言うなら、それこそが差別的だ。
半グレ集団も酷い。まあ、そもそもが真っ当な輩ではないが、差別を助長するような問題レベル。
そのリーダーが在日ブラジル人たちを忌み嫌う理由はあるが、悲劇的ではあるが、同情までには至らない。たまったもんじゃない。
在日ブラジル人たちを守る為、文字通り身体を張った男。『グラン・トリノ』な展開みたいだが、全く足元にも及ばず。って言うか、無謀過ぎ。
それから言うまでもなく、多くの方が突っ込んでいる屋上ラブシーンが…。
駄作とまでは言わないが、凡作と言うか、せっかくの題材やキャストが勿体ない。惜しい。色々と残念。
リアルに描いているようで、リアリティーがなさ過ぎる。
これがリアル…?
な訳ない!
本当に、何を描きたかったんだか…。
役所広司繋がりで、ちょっとこの場を借りて。
詳しくはその作品を見た時に書くとして、一言だけ。
おめでとうございます!
ラストでタイトルに込められた意味とはこういうことだったのかと、深く感動したのです。
本作は、陶器職人の父と海外で活動する実の息子、そして在日ブラジル人が国籍や文化などの様々な違いを超えて一つの「家族」になろうとする姿を描くものです。 キーマンは在日ブラジル人とも言える本作では、オーディションで出演が決まった演技経験のない在日ブラジル人の若い俳優たちが、フレッシュな演技を披露しています。 タイトルは「家族」を意味するポルトガル語です。ただその言葉のニュアンスは、英語の“Family”が意味する血縁だけでなく、国境や人種、境遇を超えた関係にまで広がるものです。また家族に加えて、使用人や召使いまで含まれるものだったのです。そこには成島出監督の願いや祈りが、ストレートに示されていると思います。 誠治(役所広司)は片田舎で小さな窯を持つ、1人暮らしの陶器職人。ある日、息子の学(吉沢亮)が、海外の赴任地から妻ナディア(アリまらい果)と一時帰国きます。大企業のプラントエンジニアとしてアルジェリアで働いていた息子は、紛争で孤児となっていたが、前向きに生きるナディアに惹かれ、現地で結婚したのです。学は会社を辞めて仕事を継ぎたいと言うが、誠治は断ってしまいます。 一方、隣町の団地に住む在日ブラジル人青年マルコス(サガエルカス)が、日本人の半グレ集団とトラブルを起こし、ブラジル人を憎悪するリーダーの海斗(MIYAVI)に追われていました。ある日マルコスが誠治の元に逃げ込んできたことから、誠治たちは団地のブラジル人パーティーに招かれる。マルコスやその恋人との交流が始まるが、在日ブラジル人と半グレ集団との争いは深刻さを増すのでした…。 物語の始まり、カメラは団地の上空から側面に沿うように下りていきます。すると朝から働きに向かう在日ブラジル人たちが、迎えの車に乗り込むにぎやかな姿を一気に映し出すのでした。この在日ブラジル人たちが暮らす巨大団地のシーンは、愛知県豊田市の保見団地で撮影されました。実際に保見団地では、周辺の工場などに勤務する日系ブラジル人ら、数千人の外国人が暮らしています。そのせいか、そして日本人から受ける偏見の数々もリアリティあふれる作品となりました。 高くそびえるコンクリートの団地は、冷たく無機質です。それが、在日ブラジル人たちのかしましい会話、パーティーでの音楽やダンスが加わることで、陽気さや健気さがにじみ出てきて、イメージがガラリと変わるのです。実際の団地で撮影したことが、本物の空気感を伝えてくれました。 ところで本作では、在日ブラジル人の問題が伏線として描かれています。 「日本人にもなれない、ブラジル人でもない」と誠治に詰め寄り、胸の内を吐露するマルコス。辛い現実の日本での生活に苦しむ在日ブラジル人の心境を表す言葉が、胸に鋭く突き刺さります。 愛知県の在日ブラジル人たちは、バブル期に外国人労働者として招き入れられながら、景気が悪くなったとたんに首を切られ、放りだされてしまったのです。いわば日本の身勝手の象徴とも言える人々は、現在まで社会から差別を受けてもいます。そんな彼らを、実際の当事者が演じるかたちで映画に登場させているのです。在日ブラジル人の役は、オーディジョンで演技未経験者が選ばれていたのです。ほとんど映画には素人同然の彼らが、のびのびと自分たちの苦悩と喜びを表現してみせるさまには大いに開放感があるものの、同時にその素直な演技から在日ブラジル人問題の深刻さが伝わってきます。 主人公とその息子と嫁が織りなすパートと、ブラジル人の若者たちが日本の半グレ集団から執拗な暴力を受けるパートが並行して描かれ、中盤まで別々の映画をザッピングして見ているような違和感を覚えました。 しかし、二つのパートを結びつける役目も果たす役所はさすがの存在感で、在日外国人コミュニティーの現実に切り込んだ視点が新鮮です。 後半は暴力がそれぞれの家族を襲い、誠治の怒りが沸点を超えます。仁侠映画さながらの展開の下、悲しみや怒りの中から必死に希望を見いだそうという市井の男を演じる役所は、やはり見事でした。 とかく内向きでこぢんまりとしがちな日本映画のありようを打破しようとした、作り手の野心がうかがえます。 ある事件が起こり、家族を失い呆然とうなだける誠治を、暖かく囲むマルコスたちブラジル人たち。たとえ血のつながりはなくとも、新たな家族のはじまりのように見えました。 ラストで誠治とマルコスが、一緒に窯からの火を見つめ、年長者と若者の信頼感が表出するシーンのところで『ファミリア』という映画のタイトルがふと頭をよぎりました。タイトルに込められた意味とはこういうことかと、深く感動したのです。
期待し過ぎたかな(*´Д`)
視聴から少し時間が経ちましたが、新年一発目と決め観賞して来ました! んー、予告の雰囲気で泣けるだろうなと期待のし過ぎでした! まさに、私自身東海地方在住で、若かりし頃T社関連会社で働き、周りも中国の若い方が大量に派遣された時代でした。 確かに“外国人”として受ける不平等な事・不誠実な事はあると思いますが……中年に片足突っ込んだ私としては、この不平等やなんかは仕様がないんですよね…。 と言うのは、“社会人になれば当たり前だから”なんですよ… とはいえ、今年も邦画は役所広司、岡田准一で凌ぎそうで嫌気しかなく。 是非、若い方に観て頂きたい作品です!映画館へ
申し訳ない。 僕は 半グレ リーダー の味方です。
劇中に関しての B国人 は1から10まで、救いようがないアウトな集団だ。 腐ったこの集団は 自分達のどこが悪いのか 自覚がなく、 やさしい日本人に付け込む 心底腐ったやつらだった。 彼らは日本に来ても同化しようとせず 自国でやっていた以上の悪事を 旅の恥は掻き捨て とばかりに、繰り返す。 彼らは、日本で一生暮らす気もなく、単なる金儲けの 出稼ぎ集団 彼らは けして反省もしないので 団地に住む B国人 は全員、祖国に 自費 で強制送還すべきだ。 さもなくば、我々民間人が、半グレのような自衛団を作り、自分達で 地域・我国を守らねばならない。 いっぽう 似たような映画「マイスモールランド」を、約1年前に観たが、 マイスモールランドでの主演の子と家族は 日本を 出稼ぎの地 と考えず 日本を、そして日本人を好きになり、懸命に同化しようと努力していた。 そのような家族は、日本中で応援したいと思ったが、 2/2早朝でも、似たように N国人 の飲酒無免許での死亡逆走事故があった。 無常を感じる。 本作の制作者・監督は 日本人自衛団を 半グレ≒悪 外国人を善良なる人 と解りやすく 明快に 表現し、映画観賞者を、自分達の考えに誘導しようとしているが。。。 僕は。。。 映画「マイスモールランド」と本作を見比べるべきだと、僕は思った。 本作中の B国人がどれだけ腐っているか理解できる筈だ。
ファジレの演技は良かったが、、、
後半にいくにつれ衝撃的な内容になり、もう少しハッピーエンドであれば良かったのに!と思わせる少しストレスがはいるくらいの展開が絶妙で良かったと思う。 もっと早く警察が取り締まれないものか?とか色々と思う所はありましたが、それはそれで映画の世界と言う事でいいでしょう。 一つだけ、「メイドインジャパン」という日本で暮らす外国人が日本製のお土産を持って祖国に帰るバラエティー番組にでていたエリカ役のファジレさん、キレイで素晴らしい演技、難しい役を見事に演じきっていましたが、屋上でのあのラブシーンは必要だったのかな?終わってから毛布に二人くるまり語り合うシーンもきちんと胸を隠しても良かったような、、、とブラジルにいる厳格なイスラム教のお父さんが声をあらげて言ってそうで少し心配です。(笑)
日本における社会問題とテロの恐怖
地元の近く、豊田市にあるブラジル移民団地がモデルで撮影してたとは。 もっと地元のローカル局が広報すべき映画だと思ったが、今はキムタク信長、松潤家康一色にわいてるから仕方ないかな。 やっぱり役所広司迫力があります、他の役者さんも渋い演技で締まった映画。 エピソードが悲し過ぎるが人と人の絆、家族の絆によって絶望も希望も紙一重。 それでも残されて生きて行く人々はつながりを大切に生きていく。
ハードモード
少し笑えるほんわかドラマ、を想像していたら180度違った。かなり重い。そして、胸を締め付けられるほど悲しくなる。役所広司、吉沢亮、佐藤浩市などの名優の演技がグサグサと刺さりました。 毎回言ってる気がするけど、やっぱりすごいや、役所広司という俳優は。髪とか服装とかいっつも同じ感じなのに、なぜか毎回キャラが全然違うし、どれも役にドハマリしている。今回も最高で、色々とたまらなかった。吉沢亮との親子関係もグッド。気付かぬに思いっきり感情移入してしまいます。「銀河鉄道の父」が楽しみで仕方ない。 もっと丁寧かつ繊細で、各キャラクターの境遇がしっかりと描けていれば、すごく考えさせられる映画になったかと思う。こういう現状なんだなぁ、と辛い気持ちにはなったのだが、舞台が日本という気がどうもせず、あまり物語に親近感が感じられなかったのは残念。今の日本に向けてよいテーマだとは思うが、あともう一捻りかな。 国籍の違いやらなんやら、色んなエピソードがあるが、シンプルに家族愛、親子愛を描いた作品としてよく出来ている。役所広司演じる誠司がどんな過去を持っていたのかは明かされないが、息子に対する強い愛の気持ちはひしひしと伝わったし、あのシーンには久々に嗚咽泣きしてしまった。もうあれはやばいって...。他にも、ブラジル人同士、半グレの長の過去など、家族への各々の思いがしっかり詰まっている。辛くて辛くて、胸が苦しすぎました。 あと、要所要所で良かったところを挙げると、 ・陶芸のシーンが嘘八百2ばりに凝っていた ・松重豊の役どころが最高すぎた ・役所広司×佐藤浩市は三谷幸喜が懐かしい ・みんな日本語上手 多分、もっといい映画になったと思う。 だけど、これ以上重いと見てられない、笑 色々と考えさせられる作品でした。公開終了間際だったけど、見れてよかった。
全てが軽い…
「八日目の蝉」が大好きな映画なので 同じ監督ということで配信を待たず 映画館にて鑑賞してきました 内容は ◯釜焼きを営む父親&国際結婚する息子 ◯ブラジル人コミュニティ ◯地元の有力者の息子がリーダーである半グレ集団 それぞれが絡み合う物語 しかしながら それぞれの関わりの描き方が貧弱で それぞれの関わりが非常に希薄で 全く感情移入できませんでした たまたま家に逃げ込んできたブラジル人、かつ車を壊されておいてにそこまで優しくできるか? お父さんが似ているというだけでブラジル人が日本人をそこまで慕うことができるか? 確かに娘、妻が事故にあったのは不幸であるが、ブラジル人全てを憎むか? 等々 そこまで深く憎しみや怒りの感情を抱くようになった背景がほとんどセリフだけで説明され 回想シーン等で描かれていないため 全てが軽く、不可解に感じられてしまいました 対立軸をいくつも持たせるのではなく もう少し的を絞って かつ それぞれの境遇を過去に遡って描き 生い立ちを見せた方が もっと深みのある映画になったのではないでしょうか… 「八日目の蝉」が大好きで 役所さんは相変わらずの安定感のある熱演で 素晴らしかっただけに 本作は内容が軽くて 私としてはとても残念な映画でした
色々詰め込みすぎでは?
半グレとブラジル移民のいざこざに巻き込まれるところから始まる、理不尽な暴力に対する叫びのような話。 移民を通じての家族の絆がテーマなんだと思うが、半グレに目をつけられたことによる私的な理不尽さの方がフューチャーされてしまって、テーマがブレているように思う。 息子の話を並行して展開させる必要があったのか?過去の話にした方が話が整理されたような気もする。役所広司と佐藤浩市の存在感が凄いのだが、反面、他の役者さんの物足りなさも。 役所広司の演技は胸にくるものがあるし、近年のテロや移民といった問題を取り込んでいるのはよかった。
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