「信頼と憎しみの間で」ファミリア(2022) ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
信頼と憎しみの間で
クリックして本文を読む
養護施設出身者である誠治と在アルジェリア日本人の息子、アルジェリア人の難民ナディア。在日ブラジル人と半グレ達。幼い時に辛い思いをした誠治、ナディアやマルコスがどうやって人を信頼することができたのか。そして半グレやテロリストはどうして暴力に訴えるのか。この全く逆の感情が物語の肝なのかと思いました。息子をテロリストに殺されるも半グレからマルコスを助ける誠治が答えなのかもしれないですね。
1990年イラクにクェートが侵攻した時に知人が人質になっていたのですが、政治家で助けにきたのは本当にアントニオ猪木さんだけだったと聞きました。誠治の様に身内が政治家に救助を訴えて、動いてくれた政治家がアントニオ猪木さんだけだったとのこと。それを聞いていたので、劇中の政府の対応にリアリティがありました。
コメントする