「短気、直情はダメよ」ファミリア Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
短気、直情はダメよ
愛知県の田舎町の外れで陶器職人をする男と家族の話。
プラントエンジニアとしてアルジェリアに赴任中の息子が現地で射止めた悲しい過去を持つ妻と帰国してくる物語と、隣町で暮らす生い立ちにコンプレックスを抱える在日ブラジル人青年の物語をみせていく。
息子が幼い頃に妻を亡くしている主人公と息子夫婦の部分のドラマは、苦労人達の思いやりと素晴らしい人間性が満載で、もう文句なしでございます。
しかしながら、ブラジル人青年の方ですが…相手はハングレとはいえ、それまでトラブルがあった感じもない中で、金を持ち逃げし追われたヤツをそんな怒号が聞こえる中で体を張って逃がしたのが切っ掛けですよね?
その後の嘘は別として、そりゃあ当然やられますよね。
その根本に国籍の問題があるみたいこと言われても、落とし込み方が無理やりで、あー多様性ですかー…とこちらは何だか白々しさを感じてしまった。
その無理やり感と、ラストのあまりにもキレイで物足りなさを感じる流れはあったけれど、ドラマとしては非常に熱くキツく悲しかったし、色々と考えさせられる部分もあってとても面白かった。
20数年前、私が働いていたところにもブラジル人労働者は沢山いて、帰国後プール付きの豪邸を建てたという話しも聞こえてきました。
そもそもが、日本に来られる時点でそこそこ裕福な人らしいですが…。
リーマン以降は短期の出稼ぎより、生涯日本で暮らすつもりの方々がほとんどの様に感じます。
撮影の地域は愛知県だったのですね。映画の風景を見ながら何処か考えていました。ジャパニーズドリームを夢見て、日本に来たブラジル人、夢叶わないうちにあった、リーマンショック!家族を失った深い悲しみが表現されていました。
いつもありがとうございます。
きのうの夜にレビューを下書きしていたつもりでしたが…
朝、見たらレビューしてたのでビックリしました。
そんな中、共感ありがとうございます。
ちょっと重かったですね。
共感、ありがとうございます。
夢だけは膨らみまくってる、若者のバカっぽさを描きたかったんじゃないですかねー。昔、確かそんなドラマがあったような気がします。木村拓哉の「若者のすべて」だったかな?盗みをやってキムタクは逃げ切ったけど、友達は捉まってボコボコにされ植物人間に。その罪悪感からキムタクは姿を消し、治療費をこっそり届け続けるのだけど、キムタクのバッドボーイズぶりは律儀だなあ。そんなキムタクを、潰れかけの修理工場をやってる萩原聖人が助けようとする。これが”若者のすべて”(定番プロットか?!)・・・・・・・・なんでしょうなあ。主題歌がミスチルのtomorrow never knowsで、若い頃、よく聴いていました。♪無邪気に人を裏切れる程 何もかもを欲しがっていた・・・・かもしれません。(盗みはしなかったケド)しかし、くだらないこと、よく覚えてんなあ、ワタシも(^0_0^)。