劇場公開日 2022年11月11日

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「実は訳アリ映画であった…」ランディ・ローズ osmtさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0実は訳アリ映画であった…

2022年12月7日
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鑑賞方法:映画館

う〜ん… まあまあだったかな。
色々と昔の映像が観れたのは良かったが、その殆どがクワイエット・ライオット時代。
なんてったってハイライトは、”Blizzard of Ozz”リリース直後なのだから、やっぱり当時のライブ映像は観たかったよ。
あの名盤の裏話だって、もっと色々あったはず。
なんで、もっと掘り下げないかね。
レコーディングでの現場の話とか。
それに一気に盛り上がるはずの”Crazy Train”のオンエア・ヒットや、あるいは”Revelation”でのエピソードの所など、肝心の音源を流さないなんて本当に有り得ない。
盛り上げるべきところでは、ちゃんとアゲないとアカンよ。
なんじゃ、あのヘンな構成!と思っていたら、
どうやら本作、訳アリだったようで…
以下、Wikipedia 抜粋
………
この映画は2007年に制作されたもののランディの遺族が納得いかず没になったもので、それをランディ没後40周年に合わせて手を加え、遺族には一言の断りもなく完成させた。オジー・オズボーンには承認を求めたが拒否された為にオジーの楽曲は一切使用されていない。
………

何が、そんなに気に食わなかったかねえ…
単純にクオリティの問題?
確かに歴史に名を残した夭折のギターヒーローのドキュメンタリーとしては、ちょっとばかり中途半端ではある。

あと、世代やジャンルを超えてランディ好きな人、かなりいるはずだが、インタビューで登場する人達が殆ど身内ばかり。ちょっと意外性も無かったなあ。
とまあ、色んな意味で、微妙な気分になる作品ではありました。

osmt