劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCEのレビュー・感想・評価
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このシリーズは、今作で見るのを最後にします。
サイコパス1期はとても面白かった。 なぜあれが面白かったのかというと、人間ドラマとその間に垣間見える思想や哲学とのバランスが奇跡的に良かったからなのだと、今作を見て改めて実感した。 この作品については、人間ドラマは非常に薄っぺらく、ほぼ無いに等しい。 じゃあ思想的な部分が充実しているかというと全然そうでもなく、小難しい論理を並べ立てただけのSFディストピア映画にしか見えず、例えばジョージオーウェルの1984のようなディストピアでありながらも壮大な哲学に触れるような知的好奇心を掻き立てられることも全くない。 一期の面白さをちょっと期待していたので当然残念だったし、途中で時計をチラチラ見て早く終わらないかなと思った始末だったので、相当に面白くなかったのだと思う。 もうこのシリーズはこれで見限ることになりそう。 あと最初に出てくる導入の文。文字数と漢字が多いわりに瞬く間に消えるから全く読み終えられなかった。あれ、読み終えられる人いるのかな?
ベース以外納得の作品
相変わらずきれいな映像だし、キャラが活き活きしているし、音はきれいで迫力、アクションもワクワクドキドキする、いつもの、いや、いつも以上のPSYCHO-PASSが観られてよかったです。荒波に大揺れする船って乗り込むとかけ出せるのって不思議ですよね、ってこと以外ね。この作品が初見でも面白いと思います。続きが気になります。 で、なんで星一つなのか、ですが、この作品での基本テーマがひどいというか短絡というか何も考えてないだろ、最低限の考証くらいしろよ、ということだからです。法理論、法制史、システム論、くらいは踏まえてくれ、と、自分には引っかかりが大きくストレスがかかりました。なので、本作のラストは白けてました。必要ないことやっとるわ、って。
3から繋がる至極の完結編!
今観てきた!これは凄い!これ以上ない完結編! 興奮が冷めないうちに殴り書きしておく! シリーズを見続けて本当に良かった。 粒揃いのここ最近のアニメ映画の中でも圧倒的な完成度! 作り手の皆様に感謝しかないです。本当にありがとう。 この映画の時系列は3の直前ですが、3の完結篇であり事実上のシリーズ完結篇。 2-3のミッシングリンクと、3で大量に残された伏線が一気に回収されるシナリオは本当に圧巻! 劇的に変化する状況で観客を圧倒しながら、朱と狡噛、お馴染みの登場人物も丁寧に描いていて終始目が離せない。 勿論映画ならでは圧巻のクオリティの作画と戦闘シーンも凄まじい。 3はそれ自体できちんと完結しているが、映画のことまで考えて3のシナリオ作ってたのかと思うと本当に恐れ入る。 3で残された主な伏線 ・Peace Breakerとは ・イグナトフの兄の行方 ・進藤父の死の謎 ・進藤と炯が公安に入るきっかけ ・そして常守朱収監の理由 全てこの映画で明かされる! 暫くFODでしか観れなかった作品も、今ならprimeビデオで全て観れるから復習も余裕! 今回Live Zoundで鑑賞したが、戦闘シーンの銃声や爆撃音の臨場感が半端ない!これは家庭の環境では再現不可能なので、是非音響のいい劇場で観てほしい。 というわけでファンの人も、一度離れてしまったファンも皆劇場で観てくれー!頼むよー!
私たちの雑賀先生を返してください
アニメをリアタイで見ていたファンです。 期待通り、全員集合のどったんバッタン、とても楽しかったです。 アニメ新シリーズへの期待が膨らみました。 ただ、もう雑賀先生が登場しないのがとても悲しいです。 PSYCHO-PASSシリーズの中でもチート的な存在だったので、雑賀先生が登場するとご都合主義的に解決へのヒントが出てくる、といった展開がなくなるのでしょうか、、、 ただ、その代わりにご都合主義の何者でもないメンタルトレースの登場が多くなるのかと思うと、少し残念です。 何はともあれ、次回に期待!
謎が解けて良かった
前作で何故「あの」常守が捕まったのか? これが描かれただけでも満足 PSYCHO-PASSと言ったらやはりこのコンビ しかし、自分の常守像とは異なるラストは衝撃 是非とも次回作は早めにお願いします
PSYCHO-PASSがあれば可能性はある
確かに常守は「甘い」んだろうが、自ら身を捨ててまで、「正しさ」への「議論」の可能性を残そうとする姿を見ると、この世界にまだ僅かな希望があるのかもしれないとは思う。
あんまり付けること無いけど星5!!
たまに聴く、終わったら涙がつ〜っと流れる あの現象がまさか自分の身に起こるとは…。 ラストシーンからエンドロール入った時に 気づいたら泣いてて自分でもびっくり。 ずっと10年追いかけてきたPSYCHO-PASS 常守朱と狡噛慎也、2人セットがまた観られることの喜びと言ったらもう…最高ですよ…。 そしてこの物語は未来の物語ですが、今、現代を生きる人達が近い将来直面するであろうことが先取られていてとても考えさせられる作品です。 AIと共に生きるとは? 法は必要なくなるのか? 必要悪はいつまでも必要か。とか きっとこの先、AIが絡むことで人間が楽な方楽な方へと進むことに慣れたとき、この物語が終わった何十年後かに、あぁこの事かとまた思い出して、そこでやっと深く理解が出来る作品なんだろうなぁ。 今はまだ考えるだけで、きっと理解は出来ないもの。 そしてまだ誰も正解にたどり着いていないもの。 まだこの作品の続きが見られるのなら、未来のヒントをくれるんだろうな。。。続編待ってます! あ、あと菅野祐悟さんの音楽はやっぱりPSYCHO-PASSと相性最高! 凛として時雨とEGOISTもおかえり!! 花城と宜野座さんがなんか良かったよ… 雛河くんの出番もうちょい欲しかったけど… みかちゃんと宜野座さんの絡みが欲しかった… 色々無い物ねだりはしてしまうけど、 間違いなく今までで1番見応えはあったと思います。 制作に関わられた全ての皆様、お疲れ様でした!
常守朱は強い、ぶれない、信念を貫く!
これぞサイコパス(アニメ)と言う映画だった。 自分も見るまで勘違いしていたがアニメ二期と三期の間の物語。前回の劇場版の続きと言ってはあれだが全サイコパスシリーズのオールスターキャストだったな。 法律を廃止してシビュラシステムに全てを委ねようとする者たちと法は必要と説く常守朱。 そんな時に謎のテロリスト達に襲われた船が… そして厚生省と外務省の合同調査となり常守朱と 狡噛慎也の再会と再チーム結成。 果たしてAIは神なのか、AIを神にしたいのか。 テロリストの目的は?厚生省と外務省の目論見とは?謎が謎を呼び誰が敵なのか味方なのか判然としない混沌の事件。 とにかく面白い。アクションも良い(アニメ的アクションでは無く実写から動きをトレースしてるのでは?)。三期開始の伏線回収にもなっているし最後のシーンはそう来たか!と驚いた。 常守朱と狡噛慎也との関係性にも注目。 そしてこの映画で終わりかと思ったらまだまだやりそうな最後…
回答編
いままで伏線をざっくり回収した回答編といった作品か。 シーズン1,2,3とファーストインスペクター、 Sinners of the Systemのcase2ぐらいを見てないと登場人物の背景はわからない。(あと最初の劇場版もみといたほうがよい) 設定も複雑で登場人物も多くそれらを踏まえてないと理解できない作品なので一見さんお断りでありながら、全部みてる人には最後が分かってしまうというジレンマを抱えているという何とも難しい作品。 出来は悪くないがファン以外は上記の理由により楽しめないかも。 コナンの黒鉄のような楽しみはあるものの、恐らくコアなファンが望むところではないのでなんとも言いようがない。 それでもこの作品を見てしまってちょっと気になってしまった初見さんは他の作品も見てみるとよいかもしれません。 とはいえ個人的にはシーズン1以外はすべて続編というよりスピンアウト感を感じざるを得ませんが。
みなさんの評価通り
この世界に没頭できてホントによかった。アニメで1話ずつ、アップデートしていくのも楽しかったけど映画として最高の時間でした。独特の構成で時系列も、行ったり来たりな一見複雑そうなアニメと思ってしまいそうでしたが、本質はシンプルで感情移入しやすいからこそ、熱い。しかも、最近流行りの【伏線回収】というワードで収まらないほどの緻密に構成された公開順においてのストーリーと登場人物のバックグラウンドだったり、つながりだったり。後から知ることで、倍増してゆく。とにかく、また最初から観たい。 エレンとアッシュがいた。(喜)
3期の時間軸より前の話
3期ラストが朱の解放だったので3期の謎を回収しつつ3期後のストーリーかなと考えていましたが全部3期前の話でした。3期で増えた謎が無事回収されます。 朱の真っ直ぐ正義を貫き続けるところが今回も見れました。 一見無駄に思える、“銃の相手にドミネーター使用をこだわる”ところも朱らしいと思います。 『法が人を守るんじゃない 人が法を守る』ってことです。 一貫性がある人は信用できるし、魅力的に見えるからこそシビュラシステムや登場人物から強い関心を持たれてるのだし、PSYCHO-PASSシリーズの主役であり続けているのだと思います。 彼女達がもがいて守り続ける世界がどうなっていくのかとても楽しみです。
自分とは違う生き方をさせてくれ!!
初めて映画館にて観ました。 TVアニメ、劇場アニメを先日見たばかりで キャラクター1人ひとりの名前、ストーリーを 把握してない状態です。 常守朱が公安局の仕事の範疇を超える働き 生き方をしていました。 情報漏れの流出に気が付き、仲間である人間が 亡くなる姿を見て正義を貫こうとする姿が 緻密に描かれていました。 外国船舶、逃亡した狡噛慎也、 唯ならね雰囲気、不安や予感が的中するような展開でした。
「あるシーンがリアル」
今年62本目。 格闘の場面が自分が見たアニメ映画の中で一番リアルでした。常守朱が映画見てる時、確か花澤香菜さんだったような気がするけど声がかなり違うな、エンドロールでやっぱり。
やっぱりこのコンビだね!
あの手この手でシリーズ化してきたけど、結局常守朱と狡噛慎也のコンビに戻ってきたし望んでいたしで冒頭からこのコンビの良さを再認識できた感じ。物語は多少間延びもするけど、衝撃的な展開もあり最後まで見入ってしまった。
カミやホトケ
と言う言葉が出てくると何かしら急に 胡散臭さが漂ってくる僕だが どうしてそうなるかを書きつつ感想としたい。 漢字で私と言う字を書き出すと 三と仏に分けられることに気づくだろう。 この三がまさにカミで有り 三毒そのものであると言うことを 気づくことができたならば話は早い◎ そう、カミは我々人間の三毒から生まれた 創造物だと言うことである。 つまりはAI=カミとなる世界観は 人間中心主義で有り続ける愚行の成れの果てで シビラもそうであると言うことを提示しているだけ なのだ。 故に、今後CHATgptの出現により語られるであろう コンピューティングによる 脳科学や心理工学領域におけるカミ議論は ちゃぶ台にあげて菓子とするほど 香ばしいものではない。 と言うことを本作が示してくれたのだと思うと エンディングの痛快感以上の 満足感が得られる内容だった。 僕はサイコパスなのかもしれないけど、計測不能だし サイコパス支持者として本感想を残す_φ(・_・
観るだけで痩せるんじゃないだろうか
と思うくらい、気力とカロリーを持っていかれた映画でした。 久しぶりに上映後、詰めていた息を吐き出すと共に呻き声がでました(笑) 流れ的には『恩讐の彼方』と登場人物がガラッと代わってびっくりで有名な『第3期』の間らしいですが、ふらっと行ってしまったので思い出すのに苦労しました。 あれっ?繋がった!?と後々気づく…予習復習大事ですね。 疲れましたが、とても幸せな疲労感をありがとうございました。
アニメ未視聴でしたが
面白かったです。 法、社会、人、未来というテーマは関心があるものだったので、シリーズものということは知っていましたが、鑑賞しました。 SFとしての背景は理解しやすかったけれど、細かい設定、犯罪係数ってなんだ、厚生局?公安?みたいな作品独自のものや現在と異なる役割のものもあり、わからないものは多かったです。 ただし、それを踏まえても、正義、信念、人とは、と言う作品の根幹が定まっていたので、満足のいくものでした。 アニメファンには待望の、未視聴者には原作アニメに興味を惹く作品で、ファン向けに寄り過ぎてなく、初見でも楽しめる過不足ない仕上がりです。 ※もちろんその後アニメを1期から視聴しました。
初心者でも楽しめた
2118年1月、常守朱に外国船舶で事件が起きたとの連絡が入った。朱は慎導篤志と現場へ行ったが、捜査権は外務省海外調整局行動課にあった。船からストロンスカヤ博士の遺体が発見された。この事件はピースブレイカーが博士の研究を狙って起こしたもので、刑事課と行動課が共同チームで捜査することになった。てな話。 前作も未観賞、テレビも未視聴の前情報無しで観賞したため多少ハードルの高さを感じたが、なかなか面白かった。 今から約100年先の未来なので何でも有りなんだろうし、情景もそれなら違和感なく観ていられた。 これ背景をちゃんと理解してたらもっと楽しめそうだなぁ、って思った。 機会があったら前作など観た上で再度劇場を訪れてみたい。
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