「映画って映像作品ですよね…忘れてじゃなく星0です」劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE Kさんの映画レビュー(感想・評価)
映画って映像作品ですよね…忘れてじゃなく星0です
結構、高評価の方が多くて驚きました。
時間が空いたせいか疑問符ですが、PSYCHO-PASSってあんなに映像ダメな作品でしたっけ?
コロナ禍だったせいなのか予算のせいなのかわかりませんが、2023年の3DCGとは思えないほど仕上げが汚すぎる気がしました。
背景やオブジェクトのあの3DCGのテクスチャのボコボコ感やおかしな艶や柄。オブジェクト1つ作って、ただただ積み上げました的な壁面や、そんなに凹凸のある床って人がまともに歩けるんでしょうかって床。革素材であろうソファーや椅子の背もたれの異様な質感…本棚…マシン含む、ほとんどの背景やオブジェクトの角っぽさ…
物語はきっと面白いんでしょうし、過去作は面白かったです。
ただ映像が酷さがとにかく鼻について、話全く入ってこなかったです。
キャラの作画も漫画でありがちな「これアシスタントさんが書いたな…」ってくらい別物になる瞬間が多々。
カメラワークも終始ベターっとしてて、ダイナミクスさを感じなかったです。
スピード感も感じなかったですし。
お客さん、みんな「狡噛〜‼︎」って思いたかったんじゃないんでしょうか?
あの冒頭の狡噛の登場の仕方…あれ、映画作ってる人の演出ですか?
なんか引きの絵でポツンと居るし…
音楽の挿入とか、声と曲のレベル調整とか、欲しい時にないし、あっても、そこでフェーダー下げるんだとか…
テレビやVODならまだよかったのかもしれません。(よくはないですよ実際…)
でも、お客さん、お金払って観に来てるんですよ。
それもVODの月額ぐらいを1作品の為に。
映画ってエンターテイメントですよね。
大画面で迫力ある映像体験をしたくて、映画館に足を運ばれるんですよね。
たまに50cmくらい上がる波の来る浅瀬の海にボート乗りに来てる訳じゃないと思うんですよ。
何作もあって、お客さんのキャラクターに対する愛着とかもあると思います。
シリーズを代名詞ともなっているミュージシャンの方を使ってるのもわかります。
でも、これとこれとこれがあるから、PSYCHO-PASSですって感じにして、適当な映像作品にしちゃっていいんでしょうか…
なんか逆手に取られてるようでした。
主演と書かれていないのを見逃したこちらが悪いのですが、ジャケットにブルース・ウィリスがドドーンとどでかく載ってるのに、ちょっとしか出ね〜じゃんって映画と同じ商法に近いと感じました。
もう書き出したらキリがないので、結論です。
「10周年ですか…長く続きましたね…疲れたんですか…もう、いいよって思って作ってませんでしたか?」です。
ご返信に貴重なお時間を費やして頂き、誠にありがとうございます
貴殿の熱量そのままに、内容拝見致しました そして私など足下にも及ばぬ"愛"を確かに感じました^^
レビューの星の数については、私なりの見解が有ります それは、どんな作品でも愉しんで観賞した方は絶対居ります そんな方が、もし自分が愉しんだ作品の評価が低かった場合、本当に落ち込みます 自分は他人と違うのだろうか? 審美眼が無いのか?そもそも映画を観る資格がないんじゃないか?等々・・・ 勿論、こんな自己嫌悪に陥る人は少数派とはいえ、やはりそれは人を傷付ける暴力なのです レビューですので1人1人の意見は違っていても構いませんが、あくまで"個人的意見"としての前提を一言添えることで、そんなガラスのハートの人達(私も含むw)は、個人的見解なんだと安堵するのです とかく人は自分の見解が一般論だと分母を大きくしてしまいがちです やはり自分がマジョリティに属していたいものです レビューや感想はその天秤を如実に表現してしまいますよね・・・ ほんとに残酷です
ブックレットの件は、"禿げ同"です(爆 内輪受けは本当に馬鹿馬鹿しいです もしブックレットを配るならば、スピンオフショートストーリー漫画位描けと思ったのは私だけではない筈w
さて、私の最初のコメントの内容ですが、冷静に考えて、あの世界観の中に"ホロ"という概念があったことを忘れていました あのメカニカルな椅子はホロだから、質量感に戸惑うのでしょうね そう考えると、背景や室内の壁等々、全てホロなのだから、汚れや日常感の無い、浮いたような佇まいを演出しているのだと思うと、あれも又、制作側の都合の良い設定だったのかなと穿った見方をしてみたりしました(苦笑
長文失礼しました
失礼します
逆に貴殿に今作への"愛"を感じ取れたのは、思い過ごしでしょうか?
確かにご指摘に通り、細かい部分はバジェットやアビリティの問題が起因かもしれません
切って貼ったような背景オブジェクトの数々(あんなメカニカルで重そうな椅子なのに直ぐに後ろにズレる重力感の表現の乏しさ)等々、没入感が削がれることは否定しません
ただ、本シリーズをずっと追っていたファンへ忘れず継続しているその心意気を買うという気持も、またファンとしての有り様の一つかと存じます もし今シリーズがずっと続けばテクノロジーが上記の問題を解決できるかもしれない、そんな未来が現実となる世界観を演出しているのも一つの仕掛けかも知れませんね
生意気言って申し訳ございません