ブルーを笑えるその日までのレビュー・感想・評価
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武田監督の意気込みが素晴らしい。これから期待大。
この映画を知ったのは何年前だったろうか。他の映画を観に行った映画館でクラウドファンディング募集のチラシを見て(協力しませんでしたが・・)完成を願い、パイロット版が出来て観て、映画館での上映を心待ちにしていた作品です。なので感慨深かったです。
中学生を描いた映画。演者の皆さんは撮影当時は本当の中学生だったとのことですが、中学生としてのリアリティと女優としての魅力が表現されて両立しているのは、過去の同様の映画に比して秀逸だと思います。
この日は舞台挨拶付き。武田かりん監督の映画製作に対する熱弁が素晴らしかったです。これからの期待が大です。
また、主演の渡邉心結さんが今は立派に少し大人になって、何か安心しました。
雰囲気通りの映画
ポスターの雰囲気に違わず、
思春期特有の陰鬱とした不安定さや痛み、
青い透明感を描いた青春ドラマです。
雰囲気的にはリリイ・シュシュのすべてに近いですが、
あちらよりはマイルドで、力を抜いて観ることが出来ます。
「そんなに……?」と思ってしまうほど自分の意見を言えず、
声を出すのも凄く時間がかかる主人公が、
アイナとの出会いを通じて成長していく様が微笑ましいです。
アイナは一体何者なのかとか、
司書さんがどうしてプリクラを持っていたのかとか、
謎も残る作品で、考察のし甲斐があります。
主題歌は別のが良かったのと、もう少しだけパワーが欲しかったのとで−0.5です。
君が僕を知ってる
ハブられJCな安藤絢子が、何でも売ってる鶴亀商店で万華鏡を貰い、同じく万華鏡を覗く佐田愛菜と出会う話。
キラキラクルクル魔法の言葉を唱えたら、立入禁止の教材室の扉が開き、そこから繋がる屋上に1年の頃から教室には行っていないという女の子…。
2人からは疎ましがられてはいるけれど、イジメられているような感じもないし、親とのやり取りをみても結構気が強くて、あまり主人公に肩入れ出来ないんだけど…面倒だから同級生たちと距離とってる?
壊れた万華鏡を直すでもなく、自分の好きな人とだけ交流しようとして、金魚を引き合いに「逃げる」と言われてもなあ…と感じてしまった。
まあ「逃げる」という選択はありだと思いますけどね。
生きてさえいれば
学校になじめない中学生の少女のひと夏を描いた青春ファンタジー。
他人からの仲間はずれ、クラスになじめない君に、生きていてほしいと願い、届けたい言葉に溢れています。
決して涙は流れませんでしたが、胸の奥がジーンとなって目頭が熱くなりました。
アン役の渡邉心結さん、アイナ役の角心菜さんはじめキャストの皆さんが、その役が本当に実在しているんじゃないかと思うくらいハマっていて素敵でした。
武田監督、絶対映画作り続けてください。
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