ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!のレビュー・感想・評価
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新しく生まれ変わっても、カワバンガ!なミュータントでニンジャでティーンエイジャーのタートルたち
これまでに実写映画3本、日本未公開CGアニメ1本、ベイさんプロデュースの実写リブート2本、Netflix配信アニメ映画で1本。
映画で計7回、個人的にはその昔NHK衛星アニメ劇場でのアニメシリーズが懐かしい。
レオナルド、ラファエロ、ミケランジェロ、ドナテロのミュータントでニンジャでティーンエイジャーのタートルたちが再び映画に!
今回もまたアニメ映画。でも過去2作とは違って、アメコミタッチ。これが『スパイダーマン:スパイダーバース』みたいでクール&斬新。
勿論それはセンスがあってこそ。監督は『ミッチェル家とマシンの反乱』のジェフ・ロウ。あ~、納得!
ただの何度目かの映画化ではなく、本当に新たに生まれ変わったタートルたち。
そしてその面白さは、歴代タートルズ映画ベスト級!
まあ一応タートルズの誕生の経緯は知ってるつもりだが、改めて。
ミュータントに成功したマッド・サイエンティストの秘密研究所を、雇い主の企業TCRIのCEO兼科学者シンシアが部隊を送って襲撃。研究所は爆破され、科学者も死亡。その時、謎のドロドロ液体=ミュータンジェンが下水道に流れ、それを浴びたネズミと4匹の子ガメがミュータントに。以来、家族として暮らす。
ある時子供たちにせがまれ、義父=スプリンターは地上の人間の世界へ。そこで人間たちから受けたのは…。
この事を機にスプリンターは人間を嫌い、下水道から出てはならぬ!
身を守る為、忍術を子供たちに叩き込む。(その修行シーンの映画、忍術なのにほとんどカンフー映画ばかりだけど…)
こうしてタートルたちは、“ミュータント・ニンジャ”に。
でも彼らは“ティーンエイジャー”。人間の世界に憧れている。パパに内緒で人間カルチャーに触れている。
そんなある日、同じくティーンの女の子、エイプリルを助けた事から…。
今回の新たな映画化の特色は斬新なアメコミタッチもそれだが、もう一つ。
タートルズが“ティーンエイジャー”である事が強調されている。
その喋り出したら止まらないお喋り、軽口全開のやり取り。
趣味嗜好も。ピザやチーズやお菓子好きは変わらないが、スマホやSNSはお手の物。
アメリカや世界中のサブカルも好き。ビヨンセにアデルにK-POPに『進撃の巨人』!
タートルズの声をティーンの役者だけで起用されているのも初めてだとか。
パパからの教え。絶対人間たちと関わってならない。
が、初めて出来た人間の友達=エイプリルにウハウハ!
エイプリルはジャーナリスト志望。校内ニュースで大ニュースを報道したい。今巷を騒がす大犯罪。それから、ある日緊張からやっちまった校内ニュースでの汚名返上…いや、汚物返上。
タートルズは人間たちに受け入れられたい。ヒーローになりたい。『アベンジャーズ』のハルクみたいに。それには…。今巷を騒がす犯罪者たちを取っ捕まえたら、ヒーローになれる!
エイプリルをそれを取材し、ニュースで。
タートルズは犯罪者たちを捕まえる所を撮って貰う。
お互いの利害が一致。
さあ、その犯罪者どもを捕まえてやろう!
“スーパーフライ”とらやを。
犯罪者グループの下っ端を捕まえて聞き出した、スーパーフライの取引現場。
御用だ!
ギャ~ッ!
スーパーフライはハエのミュータントだった。
他にも、イノシシ、サイ、マンタ、ヤモリ、ワニ、コウモリ、カエル、ゴキブリ…。
スーパーフライをリーダーとするミュータント軍団だった…!
聞けば、誕生の経緯は同じ。
じゃあ俺たち、従兄弟じゃん! 初めて出来たミュータントの従兄弟。
スーパーフライが長兄で、義兄弟。そんな擬似家族も同じ。
人間たちに嫌われている所も…。
じゃあ、目的は…? 俺たちは人間たちに受け入れられてヒーローになりたいけど…。
スーパーフライの目的。ロケットを飛ばし、気化させたミュータンジェンを世界中にばらまき、他の生物たちをミュータントにし、人間たちを殺す。ミュータントが地球を支配する…。
…そこだけ考えは違うね。
タートルズは仲間に引き入れられるが…、断る。
自分たちを嫌う人間たちを守る為、同じミュータントのスーパーフライたちと戦う…!
そう思うと、何と皮肉。
嫌う者たちの為に戦う。守る。
それで人間たちが考えを改めて受け入れてくれる保証はナシ。人間ってそういうもん。
じゃあ、何の為に…?
殺しは良くない。間違っている。
確かに人間は酷い連中だが、いい人間だっている。実際、そんな人間に会った。
スーパーフライの言い分も分かる。
人間たちは自分たちと違う者を忌み嫌う。
差別、偏見。やがてそれが排除や殺傷となり、戦争にも…。
人間の本質はそんなもん。周囲へ怪訝と敵意剥き出し。
我々人間たちよ、虐げられる者たちの心の声を聞け!
戦いの中で、心境の変化が二つ。
スーパーフライの軍団たち。
他に方法なく、一応スーパーフライに従ってきたが、実は内心、人間たちを殺すのは…。
タートルズと暮らし、人間たちに受け入れて貰う。そんな方法があった!
このミュータント軍団も一人一人、個性的でイケてる奴らばかり。
スーパーフライは怒り心頭。黙って俺に従え!言う通りにしろ!
これにハッとさせられたのは、スプリンター。
子供たちから自由を奪い、あれこれ禁じる。やってる事はスーパーフライと同じ。強いては、傲慢な人間たちと同じ。
何よりも子供たちの幸せが大事だというのに…。
思わぬ加勢と形勢逆転。タートルズ、エイプリル、スプリンター、ミュータント軍団で、スーパーフライの野望を阻止せよ!
倒したかと思ったスーパーフライだが、ミュータンジェンをさらに浴び、他の生物たちと融合し、巨大化!
もはやモンスター。ゴジラ級。台詞でも何度も“ゴジラ”って言ってるし。
ゴジラ級のモンスターに、“タートル”が挑む。これってある意味、“ゴジラ対ガメラ”…?!
さすがに苦戦。が、唯一の突破口。何とそれは、『進撃の巨人』作戦だった…!
随所に日本カルチャーが織り込まれて嬉しい限り。
アニメーションならではのスピーディーなアクション最高!
ノリノリ音楽最高!
タートルズだからこそのユーモアを決して忘れず、ラストのNY街中バトルもなかなかの迫力とスケール。
苦戦する中、タートルズたちに手を貸したのは…。
分かり合えない事はない。
文句ナシのカワバンガ・エンターテイメント!
強いて言うなら…
ファミリーで楽しめるが、巨大化したスーパーフライの造型や他にも少々グロい。ここは好き嫌い分かれるかな…。
昨今お決まりの改変。エイプリルって黒人だったっけ?…なんて言ったら劇中の偏見と同じになるけど、『リトル・マーメイド』でも言ったけど、オリジナル尊重を。
興行的にもヒットし、批評は大絶賛。
続編は期待。いやもう、勝手に決定! だって、
今回はスーパーフライを倒して終わり。
まだTCRIの野望が砕かれていない。
シンシアはある人物に連絡。
次はいよいよ“奴”が…!
絵の具の様なカメたちの冒険
カメたちの冒険もの。
ただ多様性を盛り込み描いてるのだが、映像が絵の具で描いた様な感じの作りだったためか物語としてのカメたちの躍動感やアクション表現がどうしても弱く感じた。
また敵キャラたちとの争いも子供じみた感じがした。
インパクト
絵のインパクトがエゲツない。
油絵?もう絵画なレベルで、それがキレキレ人動く。
あまりアメコミは詳しくないのだけれど、紙上ではああいう画風なのかなと想像する。
長らくアニメは日本を踏襲する形を見せてはきたけれど、スパイダーバースといい、タートルズといい、オリジナリティな領域に突入しつつある。CGの応用力の高さというか実用性というか…今後も革新的な画像を見せてくれるのだろうとウキウキする。
物語がミュータントの誕生から描いてくれるのもありがたい。色々「はじめまして」と見始められる。
彼らは下水道に住んでいて、人間社会に憧れを抱きつつも、距離を置こうとしている。
その理由に人間達の傲慢さや、差別、偏見なんてモノが盛り込まれてるのが技アリだった。
若干、アウトサイダー的な思考をカッコいいと受け止めるキャラも健在で、それはティーンエイジ故なのか、動物的な本能故なのか、ちょっとヤンチャな亀達が愛らしい。
ラスボスの造詣が秀逸で…本能的に排除してしまいたいと思えてしまう。キメラ化に至るプロセスは謎なのだけど、巨大化しNYを蹂躙する様は圧巻だった。
人間達と共闘し倒す訳なのだけど、まあまああり得ない展開にも思うがアングルとスピード感で押し切ってくれて気持ちよかったなあ。
…ネズミとGのキスシーンには目を背けたくはなるものの、カメ達は高校のプラムにも参加できたみたいでハッピーエンドだった。
なんというか、清潔感と体臭対策が必須ではあるのだろうが。スメハラとか人間同士でも諍いになったりするもんなw
どうやら続編の構想もあるらしく、次回作にも期待したい。日向坂の斎藤さんがエイプリルの吹替を担当してて、そっちも興味はあったのだけど時間が合わず…次回は吹替版にトライしたい。
アニメは吹替版でいいんじゃないかと思う派だ。
Turtles would go! タートルズへの愛が詰まりに詰まった、優しすぎるアメコミヒーロー映画🥷🐢✨
1984年に出版されて以来、世界中で愛されているアメリカン・コミック「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」。
幾度も映像化されている本作を、設定も新たにアニメ映画化。
人間世界に憧れる15歳の亀ニンジャ、タートルズの4人は、人間たちに受け入れられるためNYで犯罪を繰り返す悪党・スーパーフライを退治し、その動画をネット上にアップしようと考えるのだが…。
スーパーフライの仲間でイボイノシシのミュータント、ビーバップを演じるのは『ライオン・キング』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のセス・ローゲン。
タートルズの"父親"であるドブネズミのミュータント、スプリンターを演じるのは『ラッシュアワー』シリーズや『ベスト・キッド』の、レジェンド俳優ジャッキー・チェン。
スーパーフライの仲間でヤモリのミュータント、モンド・ゲッコーを演じるのは『ナイト ミュージアム』「MCU」シリーズのポール・ラッド。
スーパーフライの仲間でワニのミュータント、レザーヘッドを演じるのは『スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』や『X-MEN』シリーズの、名優ローズ・バーン。
NYで犯罪を繰り返すハエのミュータント、スーパーフライの日本語吹き替えを担当するのは『銀魂』シリーズや『ザ・ファブル』の佐藤二朗。
スーパーフライの仲間でカエルのミュータント、ジンギス・フロッグの日本語吹き替えを担当するのは『僕のヒーローアカデミア』シリーズや『天気の子』の梶裕貴。
俺たちゃニンジャ・タートルズ♪ティーンエイジのニンジャ・タートルズ♪突然この世に現れた 世界一のヒーローッ!🎶…のテーマソングでお馴染み『ミュータント・タートルズ』。
この亀ちゃんたちが日本でも広く知られるようになったのはやはりテレビアニメの影響でしょう。1993〜1995年にかけて放送されていたこのアニメ版が、日本でのイメージを決定づけたように思います。
上の世代や下の世代はどうか知らないけど、このアニメのおかげで今の30代〜40代くらいには『タートルズ』はかなり身近な存在。うちにもタートルズのおもちゃがあったなぁ。腰のベルトからピザを発射できるごキゲンなおもちゃで、見た目もアメリカンな感じで超cool✨あー、あのおもちゃ捨てちゃったのかな…。ごめんよラファエロ😢
日本にも熱烈なファンを持つ『タートルズ』。当然本国アメリカのファンの愛はより深い。
本作でプロデューサー/脚本/出演を務めるセス・ローゲンもそんな亀愛好家の1人。5歳の頃にアニメがスタート、8歳の時に実写映画版が公開されるという、まさにタートルズドンピシャ世代の彼は、タートルズに影響されて空手やヌンチャクを始めたという。
タートルズを愛するセス・ローゲンが陣頭に立って制作されただけあって、本作にはとにかくタートルズへの愛が詰まりまくっている。
社会に居場所がないミュータントたちが、最終的には敵味方関係なくハッピーになるという優しすぎる展開。
普通なら『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011)のように、タートルズ側にもスーパーフライの思想に共感する者が出てきてチーム内で対立するとか、そういうハードな方向に物語が進んで行きそうなものなのだが、スリリングでシリアスな展開をあえて取らずに愛と希望に満ちた御伽噺として映画を着地させている。このタートルズへの愛と優しさに、ついつい頬を涙で濡らしてしまいました…🥲
ヒップホップ・ミュージック、グラフィティ、デタラメなニンジュツなど、ニューヨークのアンダーグラウンドに暮らすミュータントたちの生活や文化は、明らかにアフリカ系移民たちのそれを思い起こさせるように作り込まれている。
赤毛の白人女性というイメージが強いエイプリルが黒人女性として描き直されているのも、本作がブラック・ムービーであることへの示唆に他ならない。
また、波風を立てず存在しないもののように息を潜めて生きているスプリンターはアジア系移民のメタファーとして捉えることが出来そうだ。
本作は可愛くて楽しいヒーロー映画としての側面の裏に、反人種差別に対する強いメッセージが込められている。
なぜ今更『タートルズ』なのかと疑問に思う人もいるかもしれないが、移民の受け入れに対する議論が世界中で巻き起こっている現代、この新しい『タートルズ』は十分鑑賞に値する今我々が観るべき映画である、と断言出来ます。
今回特に冴えているなと思ったのは、「ティーンエイジ」という要素を強く押し出したところ。
日本では「忍者タートルズ」とか「ミュータント・タートルズ」とかいうタイトルで流布しているけど、原題は「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」。そう彼らは10代の若者なんです。
これまでスポイルされがちだった「ティーンエイジ」の部分を今回は殊更に強調。見事な少年物語に昇華させています。
しかも今作で描かれているのは、スポーツマンとか不良とかそういう人種ではなく、スクールカーストの底辺にいるような日陰もの、いわゆる「陰キャ」。
孤独を感じる陰キャたちへ、「大丈夫!だって俺たちもそうだったもん!」というメッセージとエールを送り、彼らを最大限の愛と優しさで包み込む。
セリフで言わせるという野暮なことはせずとも、スクリーンから伝わってくる製作陣の想い。作り手たちが過去の自分を励ますかのような情熱と優しさに共感してしまって、なんかもうとにかく感動してしまった🥹
自分の中にいる少年時代の自分を救う、これぞヒーロー映画を作ること/観ることの醍醐味でしょう!
人種差別やスクールカーストといった悪しき幻想に立ち向かう、我らがミュータント・タートルズ。久々に超ど真ん中のアメコミヒーロー映画を観させてもらった気がする✨
これはもっと大ヒットするべき映画!タートルズ世代は全員これを観ろと言いたい!
とまぁ基本的には全肯定な作品なんだけど、以下はちょっと気になるところ。
というのも本作のアートデザインなんですが、アメコミやグラフィティがそのまま動き出したかのようなアニメーションはやはり『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)の影響下にあるものだと思うんです。
それ自体は悪いことじゃないんだけど、最近この手の作品が増えすぎてきている気がする…。
デヴィッド・フィンチャーや『デッドプール』(2016)の監督ティム・ミラーがプロデュースするNetflixのアニメシリーズ『ラブ、デス&ロボット』(2019〜)や、ディズニーが作ったそれの模造品『Kizazi Moto:ジェネレーション・ファイア fromアフリカ』(2023)なんかにはこれと類似したアートデザインが散見されるし、本作の監督ジェフ・ロウが共同監督/脚本を務めた『ミッチェル家とマシンの反乱』(2021)もこんな感じだった。
始めは「うぉー!すげー!!」なんて思っていたこの手法も、さすがに見飽きてきた感じ。
めちゃくちゃ新しいことをしていたピクサー作品が、他のスタジオにマネされまくった結果今では保守的に見えるというあの感覚が、『スパイダーバース』的アニメーションにも起こり始めている気がしますねぇ…。
まぁあとは優しすぎるが故に物語の刺激に欠けるという点、スーパーフライ一人に悪者役を押し付けすぎじゃないかという点が気になるところではあるが、それは些事にすぎない。
とにかく優しくて愛おしい…。スーパーヒーロー映画の新たな傑作が誕生したと思います♪
そしてそして…。次回作ではついに登場するみたぃねぇサワキちゃーん!🪼
※原語版で観たかったが、仕方なく吹き替え版で鑑賞。だって劇場でやってないんだもん😡
一部芸能人吹き替えということで不安だったが、思ったよりも悪くなかった。…が、やはりプロの声優とは雲泥の差。佐藤二朗はまだ良いとして、レオナルドとエイプリルはなぁ…。というか、なんでタートルズの中でレオナルドだけ芸能人にしちゃったんだろう。一人だけ浮いていて可哀想。
ただ、一番気になったのはスプリンターの声。原語版ではジャッキー・チェンが声をやってんだから、当然日本語吹き替えは石丸博也さんだろぉ〜〜!!
石丸さんも80歳過ぎてるし、もしかして仕事量減らしてんのかな…。そうだとしたら悲しいな…🌀
ベロベロハクション!ベロパ♪
空耳でしか歌えない主題歌が懐かしい〜♪
タートルズの中坊っぷりが可愛いらしいし、ミュータントもミュータントな人間のキャラクターデザインも最高でした。
ピクサーの設定画の様なパステル画みたいな絵が動く感じも楽しくて、スパイダーバースでも見た写実から離れた絵でしか出来ない表現がよりペインティングに動いているのが素晴らしかったです。
たしかにイラスト調の世界感なのに、あるシーンでは光の色彩表現が写真の様だったり、夜の都会が舞台で画面が暗くテレビシリーズのアニメではアクションの分かり辛さがどうしてもあったのにライティングのうまさで今作は画面の分かり辛さがない!小道具やら舞台はごちゃごちゃしてるのに!笑
この見やすさはちょっと革命じゃないの?
出てくるもの生き物も生き物以外も型、色、動きの端々がデフォルメされていて強いキャラクター性があって良いクドさがあって好みだったので星5つ⭐️
現代的な改変ポイントとスーパーフライが不憫なのは気になりつつ、次回作にシュレッダーが出てくる匂わせがあったので今作はタートルズのお決まりを踏みつつ次回作へのベースづくりと思うと次作への伏線になってそうで…
次ほんとに楽しみです。見てよかったー
楽しかった。
純粋に物語が綺麗な感じがして、わかりづらいところもなく進んでいく感じ。
前回のリアルなタートルズがマンガチックになって帰ってきた部分に関しては正直前回のリアルさが欲しくなってしまいました。また、いくら不満が募っていたとはいえ、あんなにも簡単に育ての親を倒そうと気持ちが変わってしまうものなのか…「俺の言うことを聞いとけばいいんだよ」ってのが伏線?になっていたとは思うんですけど、もう少し倒そうと言うより助けようとする感じとかがあっても良かったのかも。とか思いました。
ミュータント・タートルズ(吹き替え)
宣伝の絵面がCGじゃないかんじの温かみありそうな手書き感があったので見に行く。
…結果それっぽいCGアニメだったと気づく。
いつも思うけど、'最後のアクションとか特に)目まぐるしい画面の情報量に
目が回っちゃう。よって眺めることしか出来なかった。
ハデなんだろうけど、もっと適度に整理してくれないものか?
あの4匹は一応「忍者」なんだろうけど、向こうのアメリカンなノリに日本語の喋りが付いてきてないような気がした。
字幕だと整理された日本語読みでいいだろうから情報量という意味でちょうどいいかも。
内容は、スーパー・フライの人類総ミュータント化計画には個人的に大賛成なんだが、4匹はじめ他の連中がヒト科ヒト属に迎合するがあまり失敗に終わったようだ。
あんな素敵な計画をなぜ阻止したのか?
人間の痩せ我慢の多様性なんかを滅ぼそうとするキャラならもっと燃えたのにな。
4匹の若さゆえの愚行だと割り切って鑑賞。
お人よしの動物たち
割と面白かったです。
アメリカ発のアニメって、最近こういう、色がガチャガチャしてるのが多いよね。
正直その方向性は好きじゃない。
人間に虐げられた敵ボス「人間なんかみんな奴隷にしたるわ!」
敵の手下「やっぱりそんなの望んでないよ~!」
と手下が全員あっさりヒーロー側・人間側に寝返るわけですが、正直ミュータントのみなさん、かなり異形なわけですよ。
人間もみんなブサイクなのは置いておいて。
望んでないよ~って言っても、現実には彼らをすんなり受容できる人間の方が少ないだろうし、表に出られるようになってもイジメ虐待とかたくさん発生しそうだなあと、人間を信用してない私は思いました。
まあそんなこと言ってたら身も蓋もない。
ハッピーエンドでよかったよかった。
音とテンポと映像と
文字通りアンダーグラウンドで暮らすダークな存在(ナードの比喩でもある)が、陽の存在としての人間からの誤解を受けながら世界を破滅から守る。と書くと有り体な作品のようだが、こういった世界観にマッチした音と映像にヒップてホップなテンポが加わってなかなか良い。『進撃の巨人』も『AKIRA』も登場するよ。こういうものから得たものが実践に役立っているのが面白い。
ティーンエイジってほんとアングラ亀感あるよね。
カワァーバンガー
エイプリルが太ったアメリカ人体型でがっかりでしたが
それ以外のストーリー、アクション、カメ達の可愛さ面白さは健在でした。
昔のアニメめちゃめちゃ面白かったなぁ(*´∀`)♪
シュレッダーや脳ミソちゃんも観たい!
特殊な作画だがおもしろい
個人的にはミュータントタートルズはかなり昔にアニメを観たくらい
キャラクターに基本的に違和感はなかったが
「エイプリルはポリコレを意識してそうなデザインだな」という感じはした。
作画は粘土が動くような作画で
好き嫌いが分かれそうだなと思ったが
個人的にはよかった
劇中の映画シーンなど一部実写を使うところがある
ストーリーは人間の世界に憧れるタートルズたちが
巷を騒がす「スーパーフライ」の事件を解決すれば
学校に行けて人気者になれると思って
エイプリルの助けを借りて事件を解決しようとする。
「スーパーフライ」の正体は
タートルズと同じミュータント軍団だった。
アクションシーンはよかったが
スーパーフライと直接戦うシーンが少なかったため
序盤で車泥棒やスーパーフライの手下と戦うところが
格闘シーンのピークかな
あとはスーパーフライ軍団の人数が多かったり
ラストのスーパーフライは巨大化しているので直接戦うことがない気がする
少しだけ日本の作品の名前も出るが
スーパーフライの弱点を「進撃の巨人」を理由にうなじに
したのはよかったのだろうか?
本作はネズミのスプリンターやスーパーフライが
過去に人間の世界で受け入れられなかったことや
エイプリルが放送で緊張してゲロ吐いたことなどの失敗で
社会に受け入れられなかったことをどう乗り越えられるがテーマになっている気がする
なぜか、人間に捕まると搾乳されると仕切りにいわれて
本当に搾乳されてしまう
続編がありそうな終わり方をしている
とても楽しい
油絵かアクリルの厚塗りみたいな絵がとてもいい。細かいところまで神経が行き届いていてすごい。ちょいちょいカクカクした動きもアニメっぽくていい。
吹き替えで見たのだけど、会話のボリュームがすごくて字幕だったら読んでいて疲れそうだ。ヒップホップカルチャーの人たちの会話の感じは吹き替えでもよく伝わった。字幕でも見てみたい。
亀の兄弟がわちゃわちゃしていてとても楽しい。あんな感じの友達がいたらさぞ人生が楽しいだろうとうらやましい。ただ自分には向いていないので、よけい寂しくなるかもしれない。何より、彼らの明るさがすごくいい。性格が明るいってだけでもう1億円持っているようなものだ。
ストーリーは、特に面白いわけはないけど、ノイズになる要素がない。アクションがすごくいい。特に自動車修理工場で初めて戦う場面など本当に素晴らしいし、カーアクションもい。
スーパーフライはみんなにそっぽを向かれてちょっとかわいそうだ。
ティーンエイジ・タートルズ!!
吹き替えにて鑑賞。
邦題にて削除された「teenage」が今回のタートルズ達の一番のアイデンティティなので邦題にコレがないのが残念ではあるが、日本で売る事を考えたら仕方あるまいか。
前述のとおり本作のタートルズは喋って二足歩行をする亀ではあるが、喧嘩がちょっと強いだけでコレと言って特殊能力はない。ティーンであるが故の若気の至り、万能幻想、「大人は分かってくれない観」の方がキャラクターとしての魅力に繋がっている。
そんな思ったより非力な奴らが、誰も味方のいない中、(物理的に)巨大すぎる敵と戦う為に立ち上がるシーンは「エンドゲーム」で味方が全滅し次々と増強されるサノス軍に割れた盾のみで一人立ち向かうキャップを思い出した。
ヒーローに必要なのは超人血清でもパワードスーツでもなく正義を行う勇気なんだ。
そしてその勇気に賛同してくれたニューヨーク市民達と一丸となって戦う展開は最高に熱いじゃないか!誰だってヒーローになれるというというのはヒーロー映画として満点です。
まぁ、弱点に一撃で決着はご都合かもしれないが、スターウォーズのデススター攻略だってあんなもんだし、もしかしたらオマージュなのではと思うくらい本作はネタも宝庫だ。
カーチェイスシーンの「4 non blonds」からの「ヒーマン」も爆笑。
吹き替えも芸能人キャストも含めいい感じにしあがっていたのでは?佐藤二朗には若干ノイズを感じたが、色々と歪な部分が多い作品なのでソレもアリか!と思える出来でした。
大事なのはバイブス
まずは動きが素晴らしく、スピーディーかつ何をやっているかちゃんと分かる。
序盤のコソドロ(とも言えないか)は倫理的にモヤッとはするが、コミカルさで相殺。
表情も、眉がなかったり難しい中で絶妙に表現。
スプリンター先生の活躍があったのも嬉しいし、スーパーフライと対比させての自省も上手い。
ただ、敵の数が無駄に多過ぎた。
全員一気に寝返るし、こいつがいなきゃ成立しないってシーンも特に無い。
最後のパスリレーに至っては、人間も参加したことで活躍も分散され主役が引き立たない。
その前のレオがリーダーシップを発揮するシーンが良かっただけに、残念。
スーパーフライの扱いも、一度仲良くなり生い立ちも語らせたのに、結局ただ倒すだけなのは拍子抜け。
エイプリルの訴えがアッサリ受け入れられるのも都合がよ過ぎる。
せめて撮りためた動画を見せるとか出来なかったのか。
タートルズのやりとりは、某六つ子を連想させる雰囲気もあり楽しい。
しかし、デザインは個性を持たせていたものの、光の加減で青と紫、赤と黄がやや分かりづらかったかな。
「普通に出会ったら受け入れは無理、ヒーローなら有り」というのは、夢はないが現実的。
エイプリルとの共闘も、最初は利害からだし。
アイドルも含めた声優に不安はあったが、洋画吹き替え風のあの雰囲気なら許容範囲。
敵側に有名声優が多かったが、出しゃばらずバランスを取っていたのもサスガ。
次作ではシュレッダーが出るみたいなので、ストーリー改善と共に期待。
クランゲは出してくれないよなぁ…
Sewer Home
ミュータント・タートルズの新たな映画化作品。以前のタートルズたちに比べるとアメコミタッチ強めのキャラデザや雰囲気に仕上がっていました。
「ミッチェル家とマシンの反乱」で共同監督と脚本を務めていたジェフ・ロウが監督として支えてくれているのがとても頼もしくて、タートルズはじめキャラを一人一人大切にしていましたし、アニメーションのクオリティも高くて尚且つ個性全開なのもグッドでした。とにかくよく動き回るのが特徴的で、特別な能力は無いけれど、武術で鍛えた身体能力を武器に躍動しまくるシーンがとても印象的でした。
ド派手に正面から映す大胆なカーアクション、横スクロール&視点切り替えでスピード感満載の剣撃と打撃のアクション、2Dと3Dが融合したような独特なタッチから繰り出される落書きのようにカラフルな世界観が広げられていたりと、とにかく楽しい事全部詰めって感じだったので目の保養になりました。
現実で言う人種問題と同じようにミュータントたちと人間とでは種族の違いが壁を隔てることになっており、タートルズの父親代わりのネズミのスプリンターが一度外に出てから敵視された事を受けて、地下水道に閉じこもっていると言うのは現実味があるなと思いました。
タートルズたちは学校に行きたい、映画を観たい、恋をしてみたいなどなどたくさんやりたい事がある思春期ボーイズなので、度々外で遊んで人間と交流して、その度に目をキラキラ輝かせているのが印象的でした。
そんなタートルズと最初に交流するエイプリル、彼女は緊張しいなのもあってカメラを向けられた瞬間にとんでもない量のゲロを吐いてしまい(かなりコメディタッチに描かれてるので不快感は全くありません)、学校では敬遠されている立場でしたが、タートルズと協力して街の怪物の正体を明かせば自分のジャーナリストとしての才能が開花するかも!という一歩を踏み出すきっかけになっていたのはとてもグッとくるものがありました。
今作のヴィランとして立ちはだかるのは実験で変化してしまったスーパーフライ。そして弟と妹たちを引き連れて、人類皆殺しを企んでいる中々凶悪なヴィランです。
ただ、完全な悪というわけではなく、弟と妹たちを救って育て上げた父親代わりのような事もしていますし、タートルズたちを同士だと思って仲間にスカウトしようとする辺り、根が本当に良いやつなんだなと思い、どこか憎めないキャラになっていたのも良かったです。
様々な生物が融合して出来上がったスーパーフライ完全形態のデザインの禍々しさは最高で、各能力を活かせているようで活かしきれてなかったのもまた一興です。
超強力なので、どうやってスーパーフライ軍団とタートルズと父親とエイプリルとでどうやって倒すのかと思いましたが、そこにエイプリルの必死の(ちょいゲロ)アナウンスにより市民が総出で加勢してくれるのは胸熱でした。全員でバトンを繋ぎ、種族の垣根を超えてスーパーフライ撃破で全員が讃えあうシーン、ややあっさり感は否めませんでしたが、それでも真のヒーローになれたという充実感がしっかりと伝わってきてとても嬉しかったです。
スーパーフライ軍団は地下水道で共に暮らし始め、タートルズたちは地上の学校に通い出し、無事にプラムも行われて夢のスクールライフが始まるというところで物語は終わります。まだ科学者とかはガンガン生きているので、新たな兵器を生み出してタートルズと再び戦うっぽいのでとても楽しみです。ぜひ続編で心ウッキウキにさせてほしいです。
鑑賞日 9/23
鑑賞時間 18:10〜20:00
座席 F-12
三回目のリブート。
90年代に始まり今作で三回リブートされるあたりアメリカでは絶大な人気があるんだと再認識するタートルズ映画。
一作目だからオリジンから始まるけど前の実写版から数年経ってるしバットマンもシリーズの度にやってるから避けては通れないところか。
キャラはタートルズ全員が子供っぽいだけでなくリーダーのレオナルドが兄弟の前で平然と弱音を吐き、ドナテロは慎重というよるは臆病で、スプリンターはサプライズパーティー開いたり前線に出て戦い恋人作ったりとこれまでのシリーズとはちょっと違う感じだった。
人間キャラのエイプリルは見た目ががらりと変わっただけでなくまだ学生ながらタートルズの駄目な面を指摘したりTV局に乗り込んで濡れ衣を晴らしたりとかなりの活躍振り。
内容は最後にタートルズが世間に受け入れられて学校通ってプロムに参加するなど今までに無い展開で驚いたな。敵のミュータントと和解するのは良いけど日用品を毎度盗んだり悪党とはいえ人間をぶちのめすことを躊躇わないのはどうかと思う。
映像はキャラの表情やアクションも同じCG映画のスパイダーバースとは違うテイストで凄いけどエイプリルが口から緑の液体を吐き出し続ける嘔吐シーンなど悪趣味なシーンがちらほらあったのが残念。
次回作ではキャラの中でも一番好きなシュレッダーが出るみたいだから絶対に実現して欲しい。
ビジュアルと音楽は☆5 ストーリーは☆1
まず最初に言いたいのは見た目が気持ち悪いGのミュータントをキモがって終わりってタートルズが人間にされたら一番傷つくだろうことをタートルズにさせて終わりって、この映画は何だったの?ということですね。ハートが最高なら見た目なんて関係ないって話じゃなくていいの?😩タートルズの映画なのに!
あと、エイプリルが見た目も内面も醜すぎる。
前半にマイノリティーを食い物にする悪徳 NPOのみたいなムーヴをかましてくるので全く感情移入できず、最後にヒーローとか言われても「はぁ?」って感じでした。
こんなキャラをエイプリルの名前で登場させないで欲しかったです。
最初のアニメや実写映画1本目は、人間社会に何の不満もなさそうな陽キャエイプリルがタートルズと仲良くなっていくから内面で判断しない素敵な友達と思えるしお互いの信頼を感じられると思うのですが、今回の映画のようなデブでいじめられてる陰キャエイプリルが、自分よりさらに下の存在(亀)を見つけて利用しようとしている様は見ていて「ホント、マジ無理...😩」と感じました。
他にも全編通して亀どもはスプリンター先生にリスペクトがないし、信頼してる感じがないのも嫌でした。ガミガミうるせーから適当にあしらっとこ...という感じしか見えず、サプライズパーティーでピザをひと切れも食べないで出かけていった亀どもを見て本当にイライラしました👿
あと、スーパーフライ不憫過ぎない?
15年も人間に虐げられたらあんなふうな考えにもなるだろと思うのですが、15年間育て守ってきたファミリーにはあっさり裏切られ、ただただヴィランとして退治されるだけの役回り押し付けられるの本当にかわいそうで見てられませんでした。
撃退されるにしても彼にも少しでも何か救いがあれば良かったのに...と思わずにはいられません。十五年も種類もバラバラのミュータントを何匹も育てあげて、しかも並行して自分の計画のためにハードとソフト合わせてシステムを構築して実行寸前までいくとか、人間の尺度でみればやり方は問題だらけだと思いますが滅茶苦茶努力家で責任感のある奴じゃないですかねスーパーフライ🥺
とてもじゃないですが「日陰者のマイノリティー達が頑張って、みんなに認められてチャンチャン♪」みたいな単純な見方はわたしには出来ませんでした。
全体的なヴィジュアルや音楽使いはすごく良かったので、特にヴィジュアルはすごいとか簡単に言えないくらい本当に凄かったので、ストーリーの大きな違和感は本当に残念でした。
あとは無理やりいいところを搾りだすとしたらスプリンター先生がちゃんと強いところを見せてくれたのは良かったですね。エイプリルはクソです🙃
キモカワ系でお馬鹿ティーンなタートルズ
まず、絵柄がちょっと独特で合わないと思う人が多いと思うのですが、今作はゴキブリやハエみたいなリアル路線だと厳しいミュータントも出てくるので最終的には丁度良く感じました。
次にストーリーですが、タートルズがティーン全開でお馬鹿な感じが楽しいのですが、ちょっとご都合主義な感じなのでちょっと合わない人も多いかもです。(説得で敵の殆どがタートルズ側に寝返った時とラストでタートルズが高校に入学した時は流石に度肝抜かれた)
タートルズは実写映画版を見た程度の知識しか無い私には新鮮な切り口の映画でした。
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