「ティーンエイジが大事」ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック! Lhowonさんの映画レビュー(感想・評価)
ティーンエイジが大事
傑作との呼び声が高い、スパイダーバースがどんどん混迷が深まっているのに対し、こちらは王道のヒーローもののストトーリー。
アフター6ジャンクションで特集されていますが、省略されがちな『ティーンエージ』が大事なそうです。ポッドキャストを聞いて見て下さい。
異形として生まれてきたが、普通の若者としての生活に憧れる苦悩は、古くは妖怪人間ベム、新しくはリコリスリコイルでも描かれる通りで、開始15分程でで涙。
しかし、一貫して中高生らしいくだらない会話や意味のない仕草などが、生き生きと描かれています。この辺は流石、セス・ローゲンが絡んでいる作品ですね。
エイプリル・オニールも良いです。実写で大人の都合でこういったキャラは成立しないかもしれません。亀でなくても十分惚れる対象です。
手書き風のレンダラーも、実験的ではなく、作品の雰囲気と融合して好感が持てます。
日本語吹き替え版を見ていますが、主要な役は専業声優でわありませんが、ティーンエージ感が十分あり大成功です。
最後の方は若干、ご都合主義が過ぎる嫌いがあり、−1しましたが、スパイダーバースを超えて、初めから終わりまでカッコよく仕上がっています。
続編、希望です。
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