劇場公開日 2023年9月22日

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「年齢層によって好みは分かれると思うけど高評価(字幕版)」ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック! yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0年齢層によって好みは分かれると思うけど高評価(字幕版)

2023年9月25日
PCから投稿

今年322本目(合計972本目/今月(2023年9月度)32本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))

 あまりレビューを溜めすぎるとよくないですね…。

 日本語吹き替え版「しか」ない、ある意味なんだかなぁ、という「ストールンプリンセス」とは別の扱いで、日本語吹き替え版と字幕版が半々程度に放映されていたのは高評価でした。もちろん字幕版でみました。

 このシリーズ自体、1980~90年代の有名なアメリカのアニメで(日本ではファミコンか何かでゲーム化されたっけ?)、その時代を知っているかどうかで、まず理解が分かれるかな…という気がします。またその中でも、「その当時の」シリーズの2023年の復刻版的な意味合いもあるので、「その当時の」、一般的に日本に対して描かれていた「ニンジャ」とはまるで異なったもの(空手かテコンドーか何か。これに触れる部分だけ、日本か韓国か不明ですが、東アジアかどこかの動画が突然流れる)が出てくるなど、「当時のアメリカからみた日本の文化が「なんちゃって日本だった」」ということ(ほか、サムライが普通にいるとか思われていた)ということを知らないと、やや理解にはまりが生じる部分は確かにあります。

 ただ、アニメ枠という観点でいえば、(吹き替え版しかないという問題はさておき)多くのお子さんをお持ちの家庭では「ストールン~」に流れているのではないかと思え、換言すれば、この映画を好んで予約してみる層というのは「当時の同作品の日本における流行」を知っているという方が大半であろう点まで把握していれば、そこまで減点対象なのか…という気はします。

 総じて、アニメ作品2枠という観点でみれば、本作品のほうが「求められる知識」が幅広く(1980~90年代の、当時の文化知識を要求するシーンもある)、やや「大人向けかな」という事情はあるものの、その点は今週に限っていれば「ストールン~」との「すみわけ」はついているのだろうと思うし、大きくは引けないところです。

 最後まで見ると、どうも続編が想定されているような作りになっているのも良かった(日本では2024年以降?)です。

 特に採点考慮上減点対象としうる範囲は見当たらないのでフルスコア切り上げ扱いにしています。

yukispica