「大事なのはバイブス」ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック! uzさんの映画レビュー(感想・評価)
大事なのはバイブス
クリックして本文を読む
まずは動きが素晴らしく、スピーディーかつ何をやっているかちゃんと分かる。
序盤のコソドロ(とも言えないか)は倫理的にモヤッとはするが、コミカルさで相殺。
表情も、眉がなかったり難しい中で絶妙に表現。
スプリンター先生の活躍があったのも嬉しいし、スーパーフライと対比させての自省も上手い。
ただ、敵の数が無駄に多過ぎた。
全員一気に寝返るし、こいつがいなきゃ成立しないってシーンも特に無い。
最後のパスリレーに至っては、人間も参加したことで活躍も分散され主役が引き立たない。
その前のレオがリーダーシップを発揮するシーンが良かっただけに、残念。
スーパーフライの扱いも、一度仲良くなり生い立ちも語らせたのに、結局ただ倒すだけなのは拍子抜け。
エイプリルの訴えがアッサリ受け入れられるのも都合がよ過ぎる。
せめて撮りためた動画を見せるとか出来なかったのか。
タートルズのやりとりは、某六つ子を連想させる雰囲気もあり楽しい。
しかし、デザインは個性を持たせていたものの、光の加減で青と紫、赤と黄がやや分かりづらかったかな。
「普通に出会ったら受け入れは無理、ヒーローなら有り」というのは、夢はないが現実的。
エイプリルとの共闘も、最初は利害からだし。
アイドルも含めた声優に不安はあったが、洋画吹き替え風のあの雰囲気なら許容範囲。
敵側に有名声優が多かったが、出しゃばらずバランスを取っていたのもサスガ。
次作ではシュレッダーが出るみたいなので、ストーリー改善と共に期待。
クランゲは出してくれないよなぁ…
コメントする